評論家 宮崎哲弥氏が「大学の歴史と京都産業大学」で講義

2006.07.12

 7月12日(水)、本学が開講する一般共通教育科目「大学の歴史と京都産業大学」で、この春から本学の客員教授となった評論家の宮崎哲弥氏による特別講義が行われ、講義に参加した学生約400名は熱心に聴講した。

 講義の前半では、宮崎氏が学生時代「何のために勉強するのか」、「勉強することにどういった意味があるのか」が見つからなかったことから、自分なりに見出してきた答えについて学生らに語った。その答えとして「深い視点を持って取り組むことで、それぞれの(学問の)面白さはどんな領域であれ見えてくる」といい、「そのように勉強することでおのずと自分がやるべきことが見出せる」と。

 後半では、学生からの質問を中心に法学部の所功教授との対話形式で進めた。初めは前もって集められた質問から進められたが、宮崎氏の提案により直接学生から質問をする形に変更。質問には、宮崎氏のコメントに共感する学生から「社会の出来事に的確なコメントをする上での情報源は?」といったことや、評論家として「情報提供者のプロパガンダにのせられない秘訣は?」など、ユニークな質問やするどい質問が出て大いに盛り上がった。
「大学の歴史と京都産業大学」で講義する宮崎哲弥氏
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