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平成16年度 海外先進教育研究実践支援プログラム(採択)
海外先進教育研究実践支援プログラムとは?
各大学等の教職員を海外の教育研究機関等に派遣し、先進的な研究や優れた教育実践に参画させることにより、各大学における教育の質の充実を図るもので、文部科学省により、教育研究能力の向上を図る優れた取組を選定するために、今年度から設けられたものです。
取組名称
先進的キャリア教育の実践展開 −“キャリア支援インフラ”構築を目指して−
取組概要
就職支援体制や進路支援体制で最も求められているのは、学生個々人の意識や能力にフィットするような職業能力を低学年から積極的に意識し、多様なスキルや専門知識を継続的かつ計画的に習得していくためのガイドラインを提供していくことです。 本学では、こうした問題意識を念頭に、さまざまな形でのキャリア支援インフラを整備するために独自のキャリア教育の確立を目指し、海外での先進的キャリア教育の現状を調査研究し、それらを取り込んで日本型キャリア教育の実現を計画しています。
今回採択されたプログラムは、大学での座学と職場での実務実習を組み合わせたサンドイッチ型教育(コーオプ教育)が浸透しているヨーロッパにこの取組みの代表として経営学部須田敏子講師を派遣し、イギリス・バース大学とイタリア・ボローニャ大学とミラノ工科大学で調査研究活動を行うものです。
調査の目的
キャリア教育の具体的内容は、
- a.キャリアの志向や適性を知り(さらにその前提として働くこととは何かとの情報を得ることを含む)、自らのキャリアの方向性を考える。
- b.望むキャリアを実現するための具体的スキル・知識を習得する。
の2つに大別されますが、これまで、本学ではこのうちのa.を中心にキャリア教育を実施してきました。
そして今後はa.の分野をさらに発展・拡充するとともに、b.の望むキャリアを実現するための教育も本格的に導入したいと考えており、本現地調査では、a.とb.の両者を対象に教育実践に参画し、そして調査を実施いたします。
調査の内容
イギリス・バース大学における調査
ワークプレースメント(日本ではインターンシップ)やアクションラーニングなどさまざまな形態で実施されているキャリア教育(大学での座学と職場での実務実習の組み合わせからなるサンドイッチ型教育)と就職との連動など就職サポートの実態について調査。その他。
イタリア・ボローニャ大学とミラノ工科大学
ヨーロッパの大学では、座学と実務を組み合わせたサンドイッチ教育によって理論と実践の両面を学ぶコースが浸透しています。今回、調査する2つの大学はともに座学と実務のサンドイッチ教育に本格的に取り組んでいます。今回は特に、産学協同(大学・実務者・コンサルタントなど)によって開発されたコースに焦点をあてます。
これによって、よりビジネスの現状に即したコースとなっており、この産学協同により企画・運営されているコースの内容と運用実態を探ります。
本学のキャリア教育を支援する体制
教育企画プロジェクト(教員と事務職員の協働プロジェクト)を稼動させ、一人ひとりの学生が主体的に自らの人生設計を描くための本当の実力を身につけるための教育の取組を展開しようとしています。
このプロジェクトは、教務部教育企画に事務局を置き、就職部門と教学部門の連携をはかりながら京都産業大学独自のキャリア教育の確立を目指すことがそのビジョンになっており、研究調査をすすめながら実施まで行う体制を整えています。今回採択された申請はその中の具体的取組のひとつです。
大学のキャリア教育

キャリア支援インフラ概要図
