障がい学生支援サポート研修会2012開催報告

 ボランティアセンターでは、本学において障がい学生支援サポートを行っている学生を対象に9月22日(土)・23日(日)の日程で障がい学生支援サポート研修会を行いました。毎年、夏休みを利用して行っている本研修会は、秋学期のサポート活動に向けて、サポートスキルの向上と障害への理解の促進を目的としています。今回は、障がい学生とサポーターとの交流や相互理解をさらに深めるために、1泊2日の合宿形式で行いました。

 研修1日目は、障害への理解を深めるプログラムを実施しました。学生は、むすびわざ館に集合し、研修合宿の趣旨説明を受けた後、視覚障害・肢体不自由の障害に焦点をあて、移動介助の方法や車イスの使い方を学びました。その後、宿泊場所となる神山研修棟までアイマスクを着用したり、車イスに乗りながら移動し、夕食時にはアイマスクを付けて食事をとるなどの障害体験を行いました。夕食後には、研修合宿に参加した障がい学生から発達障害と聴覚障害に関する発表があり、ジェスチャーだけで会話するモコゲームなど障がい学生の状況を体験しました。

 研修2日目は、情報保障サポートスキルを向上させるプログラムを実施しました。パソコンテイクとポイントテイクのそれぞれに分かれ、普段のサポート活動をふり返りながら、障がい学生にとってわかりやすい、見やすいテイク方法についてのレクチャーやワークを行いました。そして、学んだ内容を活かした実践練習を行った後、障がい学生を交えて、再びより具体的なふり返りを行いました。最後のグループワークでは、研修合宿で学んだことをふり返り、障がい者のサポートを行う上で大切なことを話し合い、秋学期からのサポート活動で大切にしたいことを各自で書きだし、2日間の合宿が終了しました。

参加学生の声

  • 今回は合宿形式でしたが、皆と交流できて、わいわい楽しめて、仲良くできるのもあるし、障害のことについて知り合えるので良かった。
  • 障害についての知識・経験、皆がどんな気持ちで活動に取り組んでいるかなどを実感できるいい機会でした。
  • 他の障害についても学び、体験し、色々なことが知れた。車いすの人でも、視覚障害の人も、私たちが普通だと思っていることでも困難になりえることだなって思った。
  • 利用学生さんの話をリアルに聞けたことで、どのようなPCTが理想かなどがわかってよかった。
  • 読唇術を使っても、グループで話している時には難しいということを改めて知って、自分のノートテイクのなかでも、グループワークなどで周りの人の声をもっと沢山ひろわなければと思いました。
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