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夏休み体験ボランティア2010〜ふるさとワークステイ in福井〜開催報告
9月13日(月)〜16日(木)、福井県にて「夏休み体験ボランティア2010〜ふるさとワークステイ in 福井〜」を開催しました。今年で2回目となる当企画には、1回生〜4回生まで様々な学部の21名の学生が参加し、3つの活動地域に分かれてボランティア活動を体験し、活動前と活動後、ボランティアに関するワークショップも行いました。
夏休み体験ボランティアとは

本学ボランティアセンターと福井県との協働により、福井県が主催する「ふるさとワークステイ」※の事業を本学学生のために特別に企画したものです。
この企画は、ボランティア活動に興味はあるが今一歩踏み出せない学生や、活動の経験はあるがボランティアのことが未だよくわからないボランティア初心者を対象とし、事前学習でボランティアの基礎を学んだ後、農山村地域で地域の方々の日常生活と向き合い、主体的・自発的な活動を通して地域が抱える課題や自身の現在・今後の生活について考えます。
※「ふるさとワークステイ」とは…
福井県内の農山村に滞在し、地域の方と交流しながら、農作業や地域景観づくりなどのお手伝いをする「滞在型ボランティア」です。
スケジュール
2010年9月 | |
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10日(金) | 10:45〜14:45 本学にて事前学習・オリエンテーション |
13日(月) | 8:00 京都駅出発―昼 現地到着、昼食―オリエンテーション、体験活動―夕食 ―地域の課題についてミーティング―就寝 |
14日(火) | 朝 起床、朝食―9:00体験活動―昼食―体験活動―夕食―地域の課題についてミーティング―就寝 |
15日(水) | 朝 起床、朝食―9:00体験活動―昼食―体験活動―地域の方との夕食交流会・地域の課題について発表―就寝 |
16日(木) | 朝 起床、朝食―活動報告発表準備―11:00 福井市に集合―12:00昼食― 13:00〜15:30発表・グループワーク―16:00 福井出発―19:30頃 京都駅到着 解散 |
活動場所・内容
- A: 福井市中手町 NPO法人自然体験共学センター:男性8名(樺八幡神社での祭りの手伝い、農作業、共学センターの手伝い)
- B: 鯖江市河和田町 NPO法人 かわだ夢グリーン:男性3名・女性5名(水害にあった漆器の洗浄・整理、炭焼き小屋建設などの作業)
- C: 勝山市若猪野 (株)勝山アグリ倶楽部:女性5名(ネギの収穫・出荷など農作業の手伝い)
事前学習・オリエンテーション
福井でのボランティア体験活動に出発する前の9月10日(金)、本学にて事前学習・オリエンテーションを行いました。このオリエンテーションでは、参加者のアイスブレイクやボランティアの基礎に関するレクチャー&ワークを行いました。
ボランティア体験
福井県では21名が3つの地域に分かれ、地域が抱える課題について地域の方からお話を伺った後、体験活動を行いました。夜は各宿泊場所にて、地域の課題についてのミーティングや、地域の方との交流会が行われました。
地域祭りの手伝い
ねぎ拭き作業
炭焼き小屋建設
漆器洗浄作業
宿泊施設にてミーティング
漆器を使用しての交流会
活動報告・グループワーク発表
最終日には参加者全員が福井市に集合し、各地域の活動報告と、地域の課題を踏まえて自分たちが考えた地域に対する提案などを発表しました。その後、別グループに分かれて「地域活性化とは何か?」について話し合い、最後に「地域活性化のためにできること」について発表、それぞれの地域活性化に対する考えを披露しました。地域活性化のためのアイデアとして、地域で企業研修や婚活イベントを行う、直営の販売所を他地域に出す、過疎地域で企業が利用できるようなサービスを地域と行政で作るなどの意見が出ました。
参加学生の声
- 他人を思いやること、農業の大切さ、田舎の素敵さに気付きました。
- 新しい発見がたくさんあり、今後の自分のためになることが多かったです。
- 地域のことをたくさん知ることができました。長い時間地域の人と話すことができて良かったし、楽しかったです。
- 自分目線でしか物事を考えていませんでしたが、人によって様々な価値観があり、それぞれのバランスが非常に大切だということを感じました。
- 農業のたいへんさが理解でき、食べ物に対する価値観が変わりました。また、地元の方との交流やグループワークを通し、何に対しても気持ちが重要だと感じました。
- 知らない土地に知らない人たちと行き、ボランティア活動を通して相手の方々に感謝の言葉を言っていただいたことで、自分の中で自信が芽生え、もっとやってやろうといった気持ちになれました。
同行スタッフの声
- 仲間とともに多くの事を感じ、学び、そして考えることができたのではないでしょうか。3日間同行し、普段京都では体験できないことに一生懸命取り組んでいる姿を見て、参加者のパワーを感じました。
- 参加された皆さんは、4日間のこのプログラムを通して「人との出会い」や「繋がることの大切さ」を感じられたことでしょう。この貴重な体験を「よき思い出」として終わらせるのはモッタイナイ! ぜひ、そこから次へのアクションに飛翔していただきたいですね。だって、活動していた時の表情は、皆それぞれに輝いていましたから…
皆さんにとっての「最初の一歩」の後押しができたならば、スタッフにとってもこのうえない喜びです。
ボランティア体験の様子は、現地コーディネーターのブログでも紹介されています。