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交通広告「変わるチカラ。変えるチカラ。」シリーズ4
地域を活性化させたい。
学生たちの新たな挑戦がはじまっている。
京都産業大学からほど近い「御薗橋801商店街」。この商店街をボランティアで活性化しようというプロジェクトが動き出している。「お茶会」の開催や、学園祭でのPRといった数々の活動。その中心にいるのは、挑戦を支援する京都産業大学独自のプログラム「サギタリウス・チャレンジ」に取り組んだ学生たちだ。前向きに挑戦する学生と、その意欲を大切にする気風が京都産業大学には脈々と息づいている。
大村泰人さん
(経営学部2年次)
荻原奨也さん
(経営学部2年次)
石田一歩さん
(経営学部2年次)
才本龍佑さん
(経営学部2年次)
「久しぶりに、この辺の人たちと話せて楽しかったよ。あなたたち若い人とも話せたしね。」
9月20日、京都産業大学からほど近い「御園801橋商店街」には、近づく台風の影響であいにくの天気にもかかわらず、地元客や学生たちで賑わいを見せていた。
挑戦したい。その気持ちを後押ししてくれる環境と、
一緒に壁を乗り越える仲間がいる。
大村泰人(経営学部2年次生)のチーム26人は、京都産業大学の学生にとってなじみ深い「御薗801橋商店街」について、「いつもお世話になっている商店街を自分たちの手で盛り上げたい」と、「サギタリウス・チャレンジ」のチャレンジ部門に応募。「ボランティアで地域活性化」が採用され、奨励金を授与され、活動を行うことになった。
当初、メンバーは清掃活動をボランティアで行うプロジェクトを商店街に提案。しかし、ヒアリングを実施してみると、活性化に対して一つのニーズがあることが分かった。それは「家にひきこもりがちになっている地域住民に商店街に足を運んでほしい」ということだった。そして浮かんだのが「お茶会」というアイデアだった。「お茶会ならお年寄りにも来てもらいやすいし、参加者同士で長い時間、コミュニケーションをとってもらえる。プロジェクト最初の企画として最適だと考えた」と中心人物の一人である萩原は言う。
だが、企画を実現するまでは苦労の連続だった。多くの問題はコミュニケーション不足によるもの。授業の空き時間に集まって課題を共有したり、商店街との打合せを頻繁に行うことで行き違いのないようにした。メンバーとしてプロジェクトを支える石田は「準備のスケジュールや段取りを商店街の人たちとやり取りすることで、大学の講義では学べない社会との関わり方を学ぶことができた」と今回の経験を振り返る。
当日、イベントにはお年寄りや家族連れなど、たくさんの参加者が来てくれた。そこには、お茶会を楽しむだけでなく、商店街や地元の知人と話を弾ませる笑顔があった。「次も楽しみにしてるからね。」地元客の言葉にメンバーはこれまで味わったことのない達成感と自らの成長を感じていた。同メンバーの才本は語る。「他の学生や地域の人たちと活動する機会に参加することで多くのことを学んだ。学んだことを活かし、これからの活動をもっといいものにしていきたい。」
「最初はみんな、バラバラだった。でも、みんなで失敗と挑戦を繰り返すうちに、一つになれた。出来るかぎり、みんなでこの活動をつづけていきたい。」そう語るリーダーの大村。
メンバーはこのお茶会のほかにも大阪や京都の有名な商店街を直接訪ね、活性化のヒントを探ったり、商店街のイベントの手伝いを行うなど、活性化に向けてさまざまな取り組みを行っている。