燦(SAN)主催「『京産共創』プロジェクトIII」を開催しました!!

 11月26日に「『共産共創』プロジェクトIII」を開催しました。過去最多の約130人の学生、教員、職員に参加していただきました。

 学生・教員・職員の三者の距離を縮めたいとの思いから、個々が持つ考えの違い(ギャップ)を埋めることを目的に、「もし単位がなければ、どのような授業を受けるのか?」「人生における大学生活の4年間とは?」をテーマに三者でしゃべり場を行いました。

 私のグループは「もし単位がなければ、どのような授業を受けるのか?」について話し合いをしました。学生が授業の選択に最も重視していることはその授業に対して興味があることです。しかし、興味がない授業でも学びから得たものがこれからの将来につながることはたくさんあると教職員の今までの経験上からの意見がありました。時間割との枠組みがある以上、履修する授業は制限されます。その枠組みの中でも時間的に融通が利き、興味がわくこと、かつ、将来に役に立つことを学べることが授業に求めることであると結論づけました。

 今回のしゃべり場では授業に重視するものが学生・職員・教員でそれぞれ異なりました。しかし、それぞれの意見に納得するものがあり、議論を重ねていくうちにお互いの理解が深まりつつありました。今回のしゃべり場は1時間の限られた短い時間だったため、もっと深いところまで議論できなかったのは残念でした。終了後に、参加者の中から「またこのような三者で議論できる場に参加したい!」との声がありました。今後も教員・職員・学生が本音で語り合える場が必要であると感じました。

 このイベントで、私は話し合いの進行役であるファシリテーターとして参加しました。今までファシリテーターの経験が全くなかったため、初対面の方々と白熱した議論ができるのかとても不安でした。しかし、準備期間中のしゃべり場の練習や研修会、先輩方の熱いご指導のおかげもあり、本番では時間を忘れるくらい議論が盛り上がりました。しゃべり場が終わっても、まだ参加者とたくさん話したいと感じました。

 今回のイベントを通じて、私は人を笑顔にすることの難しさを学びました。「人を笑顔にする」と言葉でいうだけならとても簡単ですが、いざ実行に移すと想像以上の苦労や葛藤があり、そう簡単にできることではないと感じました。イベント参加者を笑顔にするために、限られた時間の多くを準備に割き、仲間で試行錯誤しました。準備が間に合わず、体調を崩してしまうメンバーや、お互いの意見や考えが上手く伝わらず、気持ちがバラバラになることも多々ありました。苦しかったとき何度も現実から逃げたくなりましたが、最後に参加者の笑顔を見たときはとても嬉しくて、今まで感じていた不安や悩み、重圧は一体何だったのだろうかと思うくらい心が軽くなりました。そして気が付いたら自分も笑顔でした。

 今回のイベントで集まってくれた人たちは大学に通っているほんの一握りです。燦の活動の最終目標は「大学を構成するものすべてを笑顔にすること」であり、目標を達成するには多くの時間と努力が必要ですが、今までの培ってきた経験を生かして、少しずつ目標に近づけていけたらと思います。

総合生命科学部 2年次 遠藤 愛子


  • 過去最高の138名が集ったラーニングコモンズ

  • 生き生きと意見を出し合う参加者

学生と教職員が共に作り上げた「『京産共創』プロジェクトIII」

PAGE TOP