進路・就職支援センター「官公庁・自治体研究セミナー」が開催されました

2022.04.04

京都産業大学 進路・就職支援センターでは、一人一人の希望進路に合わせた「進路・就職支援」を行っています。さまざまな業界や分野ごとに支援を行っており、公務員志望者への支援にも力を入れています。今回は、公務員支援のイベント「官公庁・自治体研究セミナー」を取材しました。セミナーでは、主に公務員を志す学生が「官公庁・自治体研究の方法」について学びました。

(学生ライター 外国語学部3年次 福崎 真子)


セミナーでは、講師として大原学園梅田校 公務員講座担当の平野 秀一氏が登壇し、オンライン受講専用アプリ e-lectureを用いて解説されました。e-lectureでは、視聴者が「うん」「なるほど」「え?」「???」と書かれたボタンを自由にクリックし、講師にリアクションを届けながら講義に参加することができます。
ペンでマーキングしながら分かりやすく解説された
まず平野氏は、官公庁・自治体研究の重要性について「公務員を目指す就活生にとって『企業研究』に値するものであり、採用試験の面接や集団討論を攻略する上で必要不可欠な対策である」と話されました。しかし、具体的にどのように取り組めば良いか理解している学生が少ないということで、今回はその具体的な方法について説明されました。

はじめに「白書」や「予算資料」「広報誌」など、自治体・官公庁研究の参考資料を複数提示し、各情報の入手方法や特に重視して見るべき箇所などについて説明されました。

次に「公務員の仕事」について、細かく種類分けした解説が行われました。 「国家公務員(総合職・一般職)」「国税専門官」「財務専門官」「裁判所事務官一般職」「地方公務員」の5つが示され、各種Webサイトや職場体験日程などの情報について説明がありました。

「言えてなんぼ、書けてなんぼです。数をこなしていってくださいね」と平野氏

最後にセミナー全体のまとめとして、官公庁・自治体研究の大まかな手順が示されました。平野氏は「さまざまな研究資料の要点を読み取った上で『自分なら官公庁・自治体に向けてどのような政策提言ができるか』を言語化しておくこと」の大切さを語られ、セミナーを締めくくりました。


就職活動はさまざまな準備が必要ですが、取材を通して、企業研究(公務員の場合は官公庁・自治体研究)の重要性について、改めて気付くことができました。
また、今回のセミナーで用いられたオンラインアプリ(e-lecture)は、講師に対してリアクションを示すことができ、実際にセミナー中にも視聴学生がリアクションする様子が見られました。コロナ禍によりオンライン開催のイベントが主流になっている中で、講師と視聴学生のコミュニケーションを促進させるとても良い仕組みだと思いました。


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