京都産業大学　先端科学技術研究所 ヒューマン・マシン・データ共生科学研究センターでは、下記の要領で研究員を募集します。

1人

研究員・ポスドク相当（常勤）

京都産業大学は2020年から先端科学技術研究所にヒューマン・マシン・データ共生科学研究センターを開設し、3年間のプロジェクト研究を行いました。今回、本研究センターは2023年4月～2026年3月の期間で時限研究の継続が決定しました。この研究プロジェクトの前半期間2023年4月～2024年9月に研究に従事する研究員の公募を行います。

内閣府の科学技術政策ではIoT（Internet of Things）、AI、データサイエンス、クラウドサービスなどを基盤としたSociety 5.0を我が国が目指すべき未来社会の姿として提唱している。このような変革期においては、人間（ヒューマン）、情報機器（マシン）とデータとの調和的な共生環境のデザインの検討が求められている。人間とより良く共生する情報環境のデザインのためには、第一に人間の行動および知的活動に関する科学的分析が必要であり、それは知的活動を担う脳活動を始めとする多様な生体信号の計測を通じて、ユーザが現在置かれている環境、体調や感情などの文脈性の抽出が前提となる。本研究プロジェクトでは神経科学、データサイエンス、スポーツ生理学をそれぞれ専門分野として研究を行っている研究者の連携により、多様な研究対象において生体信号データの計測および解析を行い、人間と情報環境との調和的な共生の実現に向けた基盤研究を実施する。

研究プロジェクトでの研究計画の一つの柱である「脳活動および各種生体信号に基づく情報環境の実現に向けた基盤研究」を伊藤浩之研究室および田中宏喜研究室で実施する。具体的には両研究室で開始するマウス皮質を対象とした蛍光顕微鏡を用いたCaイメージングによる多細胞活動記録、オプトジェネティクスによる細胞活動介入実験およびトランスジェニック動物の交配作成、繁殖に従事する。
伊藤浩之研究室、田中宏喜研究室での近年の研究は最近の論文を参考にしてください。

• https://doi.org/10.1016/j.neures.2020.03.008
• https://www.jneurosci.org/content/42/37/7047

実験動物（マウス）の皮質での蛍光顕微鏡を用いたCaイメージングによる多細胞活動記録、オプトジェネティクスによる細胞活動介入実験。トランスジェニック動物の交配作成、繁殖。実験動物の管理・世話。研究センターの他のメンバーとの研究交流への積極的な参加を期待する。

採用が決まり次第できるだけ早期の着任を希望します。

1. 博士の学位を有する者が望ましいが、神経生理実験に十分な経験があれば修士の学位取得者も対象とする。
2. 実験動物からのin vivo神経細胞活動記録に習熟した者。
3. 蛍光顕微鏡による細胞活動記録、オプトジェネティクスによる細胞刺激、トランスジェニック動物の交配作成・繁殖などの経験者を優遇する。

郵送または電子メール（添付ファイル）

【応募書類】

1. 本学指定の個人調書（履歴書と研究業績リスト）
2. 過去の研究業績の説明（実験動物からの神経細胞活動記録、神経データ解析、プログラミングなどの経験）
3. 主たる研究論文のPDFファイル（3件まで）
4. 応募者の研究経験に関して問い合わせができる者2人の氏名、所属、住所、電話番号、電子メールアドレス

本学指定の個人調書フォームおよび記入例は以下のファイルをダウンロードしてください。

• 本学指定の個人調書フォーム
• 本学指定の個人調書フォーム（記入例）

※応募書類は返却しませんのでご了承ください

2024年7月31日（水）必着
適任者の採用が決まり次第、募集を締め切ります。

書類選考及び必要に応じて面接選考を行います。
各選考実施後電子メールにて結果を通知致します。

京都産業大学 情報理工学部 伊藤浩之宛
〒603-8555 京都市北区上賀茂本山
Tel：075-705-1912 e-mail：hiro@cc.kyoto-su.ac.jp

※電子メールでお問い合わせの際は、件名を「研究員（研究機構・HMD科学研究センター）応募」として、送信いただきますようお願いいたします。

契約期間	採用日～2024年9月30日
勤務日	週5日
勤務時間	1日8時間勤務（休憩時間1時間を含む）
社会保険	日本私立学校振興・共済事業団・雇用保険・労災保険
交通費	支給無
賃金	本学研究員規程に基づき支給(月給制)。博士学位の有無、経歴及び業績により決定する。
その他	期末手当及び退職金は支給しない。