4年制私立大学では全国初の最優秀賞受賞! 本学の産学協働による学生のキャリア形成支援教育について 文部科学省がグッドプラクティスとして表彰

2024.03.22

京都産業大学は、創設時からの「産学協同」の理念に基づき、学内での「学び」と学外での「実践」を往還し、段階的に積み重ねる独自の教育プログラムによって、将来の社会を担って立つ人材の育成を目指しています。
このたび、令和4年度および5年度に実施したキャリア形成支援教育「キャリア実習(インターンシップ実践型)」、「キャリア実習(職場体験型)」が、文部科学大臣が表彰する「令和5年度大学等における学生のキャリア形成支援活動表彰」の最優秀賞を受賞することになりました。

【本件のポイント】

  • 本学は10の学部が一つのキャンパスに集まる一拠点総合大学の特徴を生かし、全学部を対象に基礎編である「キャリア実習(職場体験型)」と、実践編である「キャリア実習(インターンシップ実践型)」を組み合わせることで、学生の「仕事」や「働くこと」への理解を深めるとともに、実務で活用したい専門的能力、汎用的能力の明確化に資するプログラムを実施している。運営には複数の地元企業と長年にわたって連携し、地域社会を担っていく人材の産学協働による育成にもつながっている。

リリース日:2024-3-22

【受賞に至った評価のポイント】

  • COOP教育※の考え方に基づき、実習活動がしっかりと教育課程に組み込まれている。全10クラス123名という規模に対して、13~20名前後の少人数クラスでの授業を提供し、教員(非常勤含む)10名だけでなく事務職員との教職協働体制により、学生に対するきめ細やかなサポートが行われていること。
  • 全学的なアセスメントプランに基づいた「キャリア実習科目に関する学習状況調査」を実施することで、学習到達度(成果)を定量的に把握することに加えて、当該結果を学生にも個別にフィードバックすることで振り返りの機会を提供するなど、当該プログラム実施後の教育的効果を把握する取組が適切に行われていること。
  • 教員間で指導のバラつきがでないように『ティーチングガイドブック』を準備するとともに、担当教員を対象としたFDを実施している。また、三省合意の一部改正への対応については、「キャリア教育センター運営委員会小委員会」を設置したうえで具体的な科目改変等の検討を行い、2023年度からの実施に向けて必要な学内手続きや、学生向けの説明会を開催する等、学生のキャリア形成支援活動が大学の組織的な取組として運営されていること。

※COOP教育とは

コーオプ教育は、教育目標とそれを実現するプログラムや指導方法を企業と教育機関が共同で開発し、長期や複数回の就業体験を含んだ学修プログラムです。北米では100年以上の歴史があり、人材育成に成果を上げています。
国内では「就業体験プログラム」を総じてインターンシップと呼称されていますが、米国では次の2つの型に呼び分けられ高等教育では重要な位置づけとされています。
  • 大学が主導で管理運営する→コーオプ型
  • 企業等が主体で管理運営する→インターン・シップ型
本学においては、平成11年度からインターンシップ科目を設置すると同時に、全学を対象に実践教育を重視したプログラムを順次開発し、「コーオプ教育」=産官学連携の理論と実践のキャリア教育=の充実・発展に向けて取り組んできました。

【概要図】

「大学等における学生のキャリア形成支援活動表彰」とは
大学等における学生のキャリア形成支援活動表彰とは、「大学等における学生のキャリア形成支援活動届出制度」における取組の中から、学生の能力伸長に寄与するなどの高い教育的効果を発揮しており、他の大学等や企業に普及するのに相応しいモデルとなり得る学生のキャリア形成支援活動を、グッドプラクティスとして表彰し、その成果を広く普及することを目的として実施されている。
お問い合わせ先
京都産業大学 広報部
〒603‐8555 京都市北区上賀茂本山
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