【生命科学部】遠藤 斗志也 教授がミュンヘン大学でWalter Neupert Lectureを行いメダルを授与されました!
2023.11.08
生命科学部 遠藤 斗志也教授(本学生命科学部教授兼タンパク質動態研究所所長)が、2023年10月10日にミュンヘン大学で「Making of mitochondria from proteins and lipids(タンパク質と脂質からミトコンドリアをつくる)」というタイトルでWalter Neupert Lecture(ウォルター・ノイパート・レクチャー)を行い、メダルをいただきました。このことを受け、10月30日に黒坂光学長へ報告を行いました。
このレクチャーシップは、Walter and Monika Neupert Stiftungにより、細胞生物学の分野全般で、顕著な研究業績をあげた人に与えられるもので、第1回の講演者(昨年)はTom Rapoport(米・ハーバード大教授)、今回は第2回目にあたります。
このレクチャーシップは、Walter and Monika Neupert Stiftungにより、細胞生物学の分野全般で、顕著な研究業績をあげた人に与えられるもので、第1回の講演者(昨年)はTom Rapoport(米・ハーバード大教授)、今回は第2回目にあたります。
遠藤 斗志也 教授 コメント
Walter Neupert教授(1939ー2019)は、ミトコンドリアタンパク質の細胞内輸送の分野を切り開き、長年にわたり世界をリードしてこられた研究者です。私は彼のライバルであったGottfried Schatz教授(1936ー2015)の研究室に1986年から1988年に留学したことをきっかけにミトコンドリア生合成の研究分野に入りましたが、Neupert先生には長年、公私にわたって親しくしていただいてきました。ドイツで、日本で、そしてさまざまな国の学会でNeupert先生にお会いするたびに行ってきたディスカッションは、常に知的興奮に充ち、大いにインスパイアされるものでした。2019年に先生が亡くなったことは大きなショックでしたが、今回このような名誉にあずかることができたことに、感激しています。