【GSC】Monthly GSC(理工系3学部教員セミナー)を開催しました

グローバル・サイエンス・コース(GSC)では、コース登録生の月次イベントとしてMonthly GSCを開催し、英語のスキルアップのためのワークショップや講演会を毎月開催しています。
2023(令和5)年度 第1回目となる4月は、今年度GSC担当教員の紹介と、理工系3学部の教員3人によるセミナーを行いました。

Monthly GSC4月

【日時】
2023年4月12日(水)18:30~20:00(天地館T204教室)
【講師】
濱野 佐知子教授(理学部)
瀬川 典久教授(情報理工学部)
三嶋 雄一郎准教授(生命科学部)

冒頭では、今年度のGSC担当教員の自己紹介とGSCとの関わりなどについてお話しいただき、セミナーでは、3人の教員よりそれぞれの専門分野や海外でのご経験、そしてGSC生に向けてのメッセージなどをお話しいただきました。

理学部の濱野先生からは、専門分野(複素解析学、多変数関数論)の研究発表を目的とした、韓国、ロシア、ドイツやフランスへの海外出張やイスタンブール、インドでの海外研修を通じて感じられた、文化の違いや現地の方との交流についてお話いただき、ドイツのMFO、フランスのIRMAといった数学研究所の施設、現地交流の様子など、普段は聞くことのできない内容もご紹介いただきました。また、学生に向けて「英語を話すうえで、不安な点があっても、自分が伝えたいと思う事があれば必ず伝わる。大学生活では英語力の向上と共に、自分がやりたいのはこれだと思うものを探し深めてほしい」というアドバイスが伝えられました。

続く、生命科学部の三嶋先生は、GSCの必修科目「英語サマーキャンプ」の科目担当もされており、例年GSC生と深い関わりを持たれています。セミナーでは、専門分野(ゼブラフィッシュをモデルとした分子生物学、発生生物学)のご紹介の後、これまでに海外で経験された失敗談や、英語にまつわるトラブルを通じて学んだこと・得たものについてお話しいただきました。 「誰しも海外でのトラブルは避けたいものですが、危険を伴わない限り、そこから学べることは多い。必ず困難を乗り越えた先に得るものがあるので、いろんな舞台に飛び出し、トラブルも含めて多彩な経験を積み、力をつけてほしい」というメッセージが伝えられました。

情報理工学部の瀬川先生からは、専門分野(センサーネットワーク)における、成層圏気球を用いた通信実験や、インフラサウンドを用いて「はやぶさ2」の軌道をとらえる研究などについてご説明いただきました。その後、GSC生向けの情報として、日本とオーストリアとの国際交流プログラムやサマースクールについての紹介があり、「このようなプログラムを通じて、海外学生と研究情報の交換を行うことで、英語力が向上し、その後の交流を生み出す機会にもなる。GSC生にとっても英語のモチベーション維持やスキルアップといった多くのメリットが期待できるため、今後、京都産業大学の学生が参加できるような制度や機会提供のサポートをしていきたい」と伝えられました。

理工系3学部のコラボレーションから成るGSCでは、多彩な分野の教員と接する機会を持つことが出来ます。今回は、GSCに関わっている教員について知ることで、より広い視野を身に付け、GSCの活動や大学生活、留学へのモチベーションを高めた学生が多くみられました。
GSCでは今後もこのようなイベントやセミナーを開催していく予定です。

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