京都市とドイツ・ケルン姉妹都市提携60周年記念イベントが開催されました!

2023.11.27

ケルンの南西にある都市ブリュールの世界遺産アウグストゥスブルク城
ドイツ・ケルン大学に交換留学中の、外国語学部4年次 中家 美空さんより、京都市とドイツ・ケルンの友好姉妹都市60周年記念イベント「KYOTO SEMINAR」について、レポートが届きましたので、ぜひご覧ください!

KYOTO SEMINAR

11月6日(月)にドイツのケルン大学キャンパスで、京都への留学を誘致する「KYOTO SEMINAR」が開催されました。このイベントは京都市とドイツ・ケルンの友好姉妹都市60周年記念で開催されたものですが、その中で京都産業大学の紹介や自身の留学体験についてお話させていただく機会を頂きましたので、イベントの様子を紹介させていただきます。

イベント最初のプログラムは京都市の職員の方による京都についてのプレゼンテーションでした。京都の観光地や催事といった楽しいお話から、京都市が行っている留学生へのサポートや留学に必要な費用についてなど、幅広く説明が行われました。大学紹介では、京都産業大学をはじめとした合計6大学を映像やパワーポイントを用いて紹介があり、質疑応答の時には、ケルン大学の学生からいくつも質問が投げかけられていました。中には一度日本で留学を経験してさらに再度別の大学への留学を考えているという学生もいて、日本への留学の人気の高さを伺うことが出来ました。

KYOTO SEMINAR

留学体験パネルディスカッション

留学体験ディスカッション
私は留学体験を語るパネルディスカッションで登壇させていただきました。私を含めた日本からの留学生3人と、日本への留学経験があるケルン大学の学生4人で、日本でのキャンパスライフや留学で感じたことを各々が英語とドイツ語を交えながら自由に話しました。「ケルンと京都の生活や文化の違いは?」という質問に対して、日本の鉄道の定刻運行についてのすごさとドイツ鉄道との違いについて話すと、登壇者だけでなく聴講者も皆笑いながら同意していたところが印象深かったです。

雅楽コンサート

雅楽演奏
イベントの締めはケルンで活動する演奏グループによる雅楽コンサートでした。日本人の先生による指導の下、ドイツ人10人ほどが所属して雅楽演奏をしています。私はこのグループに5月ごろから学外活動として参加しており、今回のイベントでは琵琶を演奏しました。日本で触ったことのない雅楽をまさか遠く離れたドイツで演奏の体験ができることに驚いていたのですが、さらには今回の周年記念イベントでもコンサートをすることになるとは、露ほども思っていませんでした。コンサートでは参加者が興味深そうに演奏に耳を傾ける姿を見て嬉しい気持ちになりました。日本文化を広める一歩となったのではないかと思います。

イベントを通して

ケルン大学の中央棟

イベントでは京都や大学の紹介だけでなく、日本舞踊や雅楽の観賞など、ドイツで日本文化に触れる珍しい経験が出来ました。プログラムの合間には、京都市の方やセミナーを聞きに来た学生とも交流ができ、日本に興味のある人々の様子を直に感じられました。

私は今回のイベントで登壇させていただき、自身の留学体験について改めて振り返る良い機会となりました。ドイツの滞在は残りあと3カ月ほどと短いですが、後悔の無いようにやりたいことをやり尽くしたいと思います!

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