ボラトーク「ボランティアで出会った人たち」開催報告

2022.12.06

ボランティアセンターでは、ボランティアや市民活動に取り組む人たちから直接話を聞くことができるトークイベント「ボラトーク」を行っています。
今回は、ボランティア活動を通して出会ったさまざまな「人」に焦点を合わせ、どのような出会いがあったのか、その出会いがもたらしたものについて、「みらい発信局おむすび~静原応援隊~」と「学生ファシリテータ」のメンバーをゲストに迎え、話を伺いました。
対談の様子
会場の様子

開催概要

日時 2022年11月2日(水)13:15~14:45
会場 サギタリウス館5階 S509教室
ゲスト 【みらい発信局おむずび~静原応援隊~】
 梶 愛奈さん(生命・1年次)
 油布 弦己さん(法・1年次)
【学生ファシリテータ】
 宮本康太郎さん(経済・2年次)
内容
  • 静原応援隊 活動紹介
  • 学生ファシリテータ 活動紹介
  • 活動に参加したきっかけ
  • 活動で出会った人たち
  • 「先輩」について
  • 参加者へのメッセージ
参加者数 19人

今回のボラトークでは、2つの団体から、3人のゲストを招き実施しました。
「静原応援隊」からは、梶愛奈さん、油布弦己さんに登場していただきました。静原応援隊は、「同じ目線に立った地域活性化」をモットーに、「休耕地を活用した農業」「しめ縄・もち米づくり」「商品開発によるブランド化」「大豆生産プロジェクト」という4つのアプローチから地域活性化に取り組んでいます。
「学生ファシリテータ」からは、宮本康太郎さんに登場していただきました。学生ファシリテータは、主に春学期に開講される初年次教育科目「自己発見と大学生活」を教員とともに運営するほか、さまざまな授業やゼミ、初年次オリエンテーションのサポートなどにも関わっています。「指導ではなく支援」「議論ではなく対話」「対等な立場で」という「ファシリテータマインド」のもとに、学内にファシリテーションを浸透させたい、と考えています。

静原応援隊の活動でのやりがいは、「地域のためになっている」という実感にある、と2人は語ります。しめ縄の材料となるもち米を育てて収穫したり、「虫送り」という伝統行事に参加させてもらったりして、地域の人から「ありがとう」と言われることがやりがいにつながる、ということが紹介されました。
また、宮本さんからは、学生ファシリテータは授業に入る関係で、最初は双方ともに緊張している雰囲気が、授業が進むにつれて声をかけてもらったりする関係に変わっていくことがやりがいになる、という話が出ました。

活動の中での印象的な出会いについて伺うと、静原で出会った人たちの中で、「みんなのおじいちゃん」のような方がいる、と油布さんは語ります。その方を介して地域の人とのつながりが広がり、今は地域の一員として受け入れてもらっている、という感覚を感じるようになったそうです。
学生ファシリテータの場合は、先輩の影響が強い、と宮本さんは言います。所属してすぐの右も左もわからない頃にサポートしてもらったこと、そのサポートは、引っ張てくれる、というより一緒にいてくれる、というスタンスで、それに安心感を覚えたそうです。また、先生からも授業の運営を通じて研究の話や教育にかける思いなどを聞く機会もあり、新たな一面が見えてくる、と語ります。

「先輩にこうあってほしい、という願いは?」という質問について、梶さん、油布さんはともに「今のままでいてほしい、変わらないでほしい」という期待が述べられました。宮本さんからは、「何でも言ってきて」と言ってくれることで、フラットな関係性の大切さに気づけた、そうした関係性を持続させたい、という思いが語られました。

最後に、フロアからの質問を受け、3人からそれぞれメッセージが贈られました。
梶さん「ボランティアに『偽善』というイメージを持つ人もいるが、地域の人に貢献できることはうれしいことです。活動に楽しさを期待する人は、ぜひチャレンジしてみてください。」
油布さん「まず自分の興味を持つことから始めてみましょう。ゆるく、大層なことを目指さず、自分が楽しそうだな、と思ったところに行き、楽しむことから始めてみてください。」
宮本さん「ボランティアは『相互作用』だと思っています。自分がやりたいことをやることが、他者にとっても喜びにつながります。入口は何でもよく、まずはやってみて、自分の中の感情の変化を感じ取ってみてください。」

お問い合わせ先
京都産業大学 ボランティアセンター 13号館B1階
〒603‐8555 京都市北区上賀茂本山
Tel.075-705-1530
Fax.075-705-3191

開室時間
平日:8:45~16:30(13:00~14:00を除く)
土曜:8:45~12:00 ※不定期に閉室することがありますので、事前にお問い合わせください。
日曜・祝日:閉室

volunteer-support@star.kyoto-su.ac.jp
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