ワークショップ「はじめてのSDGs」~キャンパス探検編~開催報告
2022.06.28
2015年9月の国連サミットで採択された国際目標「SDGs:Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の理解を通して、皆さんが国際社会の課題に出会い、その解決に向けたアクションを考えるきっかけとなることを目的に、『ワークショップ「はじめてのSDGs」』を開催しました。
開催概要
日時 | 2022年5月25日(水)15:00-18:00 |
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場所 | 雄飛館3階ラーニングコモンズ |
講師 | 情報理工学部 伊藤 慎一郎 准教授 |
内容 | ①キャンパスを探索して、身近な「SDGs」を発見しよう。
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参加者 | 9名 |
前半では、参加者の自己紹介のあと、今回のワークショップのグランドルールを共有しました。
今回のワークショップのグランドルール
- 知識の正しさよりも視点の多様性
- 素朴な違和感や「何でだろう?」を大切に
- 対話「But…」ではなく「Yes and…」で
最初に、ファシリテーターの伊藤先生から、「ドーナツ経済学」をベースとしたSDGsの基礎的な理解に関するレクチャーを行いました。SDGsの考え方に基づく世界の見え方を共有したあとは、いよいよキャンパスのフィールドリサーチの準備です。
今回のワークショップでは、学生にとって身近なコミュニティでありフィールドであるキャンパスを探索し、さまざまな「持続可能性」につながる風景や環境、オブジェクト、活動などの資源を自分自身で発見し、写真に撮るワークを行いました。その重要な技法として、「観察」を大切にすることが挙げられました。その中でも、「違和感」を大切にし、なぜ、と感じる風景をなるべくたくさん撮影することをポイントとしました。
キャンパス探検中の観察調査の心得
- 観察の解釈に正解はありません
- 小さな気づきや違和感を見過ごさずに考えてみよう
- 気になる風景を見つけたら立ち止まり、しばらく眺めてみたり、いろんな角度から見てみたりしよう
- 地球環境の循環性、社会的な土台、持続可能性とのつながりを想像してみよう
フィールドワークでは、学内のアクセスフリーマップを手にしながら、キャンパスを散策しました。参加者は各自のデバイスを片手に歩き回り、普段はなかなか目の届くことがないキャンパスの細部を、今までにない視点で検証していました。写真を撮影し、一言を添えてMicrosoft Teamsにアップロードすることで、リアルタイムに参加者が体験を共有することができるようにしました。1時間にわたるフィールドワークを通じ、およそ100枚の風景が収集されました。



後半では、印刷された写真を大きく引き伸ばしたアクセスマップフリーに貼り付け、参加者で共有をしました。それらの写真を俯瞰しながら、質問やコメントを付箋に書き貼り付けることで、自分の視点と異なる見え方があることへの気づきがあったようです。
その後、グループに分かれ、自分が撮影した写真から生み出される「問いかけ」をそれぞれで考えるワークに取り組みました。参加者はキャンパスで見かけた風景に覚えた違和感を問いとして捉え直し、言語化することに取り組んでいました。
その後、グループに分かれ、自分が撮影した写真から生み出される「問いかけ」をそれぞれで考えるワークに取り組みました。参加者はキャンパスで見かけた風景に覚えた違和感を問いとして捉え直し、言語化することに取り組んでいました。



次回のSDGsワークショップは7月6日(水)13:15-16:30に開催します。次回は、今回のワークショップで導き出された学内のSDGsに関する問いかけに対し、「デザイン思考」を応用した考え方をもとに答えを考えるワークを行います。
次回のワークショップも、ぜひご参加ください。
次回のワークショップも、ぜひご参加ください。
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Tel.075-705-1530
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