体育会クラブで培った能力を社会で実践する!“アスリートインターンシップ”の成果報告会を開催

2021.02.15

京都産業大学では、今年度よりキャリア形成支援教育の一環で、体育会クラブの所属学生(以下、学生アスリート)に特化した全国的にも珍しい「アスリートインターンシップ」を正課科目として開講しています。2月18日(木)に、成果報告会をオンラインで開催いたします。

【本件のポイント】

  • 「アスリートインターンシップ」は、2020年度より開講した正課科目で、単に就職活動を目的としたものではなく、学生アスリートがクラブ活動で培った能力を言語化し、実社会でその能力を発揮することを目指す学生アスリート特化型の教育プログラム。
  • 実社会での経験を重視し、コロナ禍においても受入企業11社の協力を得て、対面とオンラインを並行して全受講生24人を派遣。2月1日から17日のうち5日間のインターンシップ中は、各受入企業から提供された実習テーマに対して試行錯誤を繰り返して答えを導き出し、その成果を報告会で発表する。
  • 学生アスリートは本プログラムの経験を通じて、クラブ活動で身に付けた能力が実社会においてどれだけ活用できるかを認識するとともに、学業やクラブ活動をはじめとする今後の学生生活において更なる能力向上を目指す。

リリース日:2021-02-15
 

2020年度アスリートインターンシップ 成果報告会

日時 2月18日(木) 13:15~14:45
場所 オンライン(Zoom)
内容 ①開会挨拶及び進行説明(13:15~13:25)
②プログラムの成果報告および受入企業担当者からのコメント(13:25~14:35)
※成果報告では、受入企業(事業所)ごとに計13人の学生が、自身で設定した目標・実行計画に照らしあわせたプログラムの成果を報告する。
③講評、閉会(14:35~14:45)
参加者 受講生2・3年次生(24人)、受入企業担当者(8社10人)[予定]

アスリートインターンシップとは

【背景】

京都産業大学では、多くの学生がスポーツに取り組み、全国区の活躍を遂げている。その一方で、クラブ活動で培った能力、スキルを十分に、学業や就職活動にいかせず、両立に苦しむ学生も存在する。キャリア教育センターでは、これまで取り組んできた産学協働教育のノウハウをいかし、2・3年次生の学生アスリートに特化した他大学でもあまり例をみない教育型インターンシッププログラム「アスリートインターンシップ」を開設。2018年度からトライアルプログラムを開始し、2019年度には学内全49クラブを対象とした本格始動を経て、2020年度から正課科目として開講している。

【狙い】

  1. 学生アスリートが、実社会で就業体験を行うことを通じて、自身の社会人像を思い描き、進路選択ができる力を養う。
  2. 日々のクラブ活動における、「目標達成に向けた取組みサイクル」や「状況を的確に捉えて判断する力」を振り返り、言語化することを通じて、自身の強みの理解に繋げ、競技・学業・実社会といったいかなる局面においても、強みを発揮できる力を養う。

【プログラムの特長】

本プログラムは、通常のインターンシップとは異なり、学生アスリートがクラブ活動で身に付けた「目標達成に向けたPDCAサイクルを推進する力」や「判断力」が、実社会に繋がることを意識させることを目的としている。受講生は16時間の事前学習と5日間の就業体験、6時間の事後学習を経て、学生アスリートが有する潜在的な強みを顕在化させ、自覚的に社会でいかすことを目指す。
具体的には、ケースメソッドを用いた個々の強みの発揮や、就業体験において各受入企業が設定したテーマに対して、自ら問いをたて試行錯誤を繰り返し、自分の答えを導き出す(判断の繰り返し)経験を通じて、自身の強みをスポーツ以外の場面で応用できる力へと高める

2020年度のこれまでの取り組み

日程 概要 内容
2020年
12月5日(土)
事前学習1 【講演】テーマ:学生時代の競技生活から学び、今にいきること
事前学習2 自己の活動理解①(目標達成に向けた取り組みサイクルの言語化)
12月12日(土)
 
事前学習3 【講演】テーマ:競技生活における最も重要な局面における“判断”とその結果
事前学習4  自己の活動理解②(判断力の言語化)
12月19日(土) 事前学習5  ケース討議
事前学習6 実習先企業研究
2021年
1月16日(土)
事前学習7  目標設定・実行計画立案
事前学習8 ビジネスマナー講義・人権研修・オリエンテーション
2月1日(月)
~17日(水)
※上記日程のうち実質5日間実施
就業体験 【テーマ】
①目標達成に向けた取り組みのサイクルと判断力という強みを実社会で発揮する経験を通じて、競技と実社会との繋がりを理解する。
②事前学習7で設定した目標、実行計画に基づき、実社会での実践を通じて、立ち位置の理解、今後の課題を明らかにする。
お問い合わせ先
内容について:京都産業大学 キャリア教育センター
〒603‐8555 京都市北区上賀茂本山
Tel.075-705-1754

取材について:京都産業大学 広報部
Tel.075-705-1411
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