講演会「京都迎賓館の調査で見つかった昭和饗宴殿の遺構」を開催しました

2019.04.20

丸川氏による講演

4月20日(土)、むすびわざ館ホールにて丸川義広氏(京都市考古資料館)をお招きし、講演会「京都迎賓館の調査で見つかった昭和饗宴殿の遺構」を開催しました。

昭和御大礼の際、京都御苑内に饗宴場が造営されました。その後、饗宴場は解体されますが、平成10年(1998)から平成14年までの公益財団法人京都市埋蔵文化財研究所による発掘調査では、建物の基礎と梁の部材が検出されています。それらの遺構について、発掘現場の写真や図面、古写真を用いて臨場感たっぷりにお話をしていただきました。
また解体された建物の部材が下賜されて、寺院の建物などに再利用され、現在まで用いられているということもお話しされました。
来館者からは「京都御苑内に饗宴場のような大きな建物があったことを知れてよかった」、「講演後に展示資料を見るとおもしろい」などの感想をいただきました。

第17回企画展「即位—京都産業大学図書館所蔵資料にみる—」は5月2日(木)まで開催しています。ぜひお立ち寄りください。

発掘現場の写真
図面と写真による解説
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