「スポーツと人間形成」にて日刊スポーツ 井筒 靖明さんが講義

2017.06.09

6月9日、共通教育科目「スポーツと人間形成」にて日刊スポーツ記者の井筒 靖明さんが講義されました。

井筒さんは1986年に入社されて以降、校閲部や現場の記者など多岐にわたる仕事を経験され、現在はスポーツや芸能社会を担当する報道部のデスクとして活躍されています。原稿を手書きしていた時代と、インターネットや携帯電話がある現代を比較しながら、新聞記者として自身が苦労されたエピソードなどが披露されました。

若者の新聞離れが進んでいる現在、発行部数はピークだった1996年の半分ほどといわれています。こうした状況の中、他紙との差別化を図ることが必要で、独自性のある記事を書くためのネタを見つけることが記者の大きな仕事であり、その記事が紙面に載ることで記者としての大きな喜びになると話されました。

井筒さんは最後に、47歳の今も現役のプロボクサーであることにこだわる元世界チャンピオンの辰吉丈一郎さんを紹介されました。辰吉さんは、怪我を克服しながら現役を続け、自分で決めた「世界チャンピオンのまま引退する」という目標を今も追いかけて練習をしているそうです。学生たちにも、スポーツへの接し方について好奇心を持って考えてほしいと伝えられ、受講生は興味津々で、井筒さんの講義に聞き入っていました。

仕事内容を話す井筒さん
地域によって記事内容の違いを実際の紙面を使って説明された
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