総合生命科学部 永田和宏教授が「第13回日本歌人クラブ評論賞」を受賞

総合生命科学部の永田 和宏 教授は、日本の代表的な短歌100首について解説した著書『現代秀歌』が評価され、「第13回日本歌人クラブ評論賞」を受賞しました。

永田教授は自然科学分野の研究者であり、タンパク質の構造解析の研究において、これまで研究室で発表された数々の論文が、世界で特に権威のある総合学術雑誌の一つである『ネイチャー(Nature)』『サイエンス(Science)』をはじめ多くの学術誌に掲載されています。

また永田教授は、歌人として歌壇においてもレベルの高い活動を継続しており、今回の受賞について、「作歌ではなく解説に対する受賞は初めてのことでびっくりした。評論出来ていたのかわからないが、認めていただけた意義は大きい。歌は一部の人だけが楽しむものではなく、みんなが味わってこそ文化であり財産となる」と笑顔で感想を述べました。

一般向けに歌を解説するという趣旨では『近代秀歌』に続く二作目となった著書について、「百年後にこの歌を残したいという想いを込めて書いた。歌は本棚に置いておくものじゃない。日常の中で、例えば道を歩くときに草や花を見て、ある歌をふと思い出すということが大切で、生活の豊かさに繋がる教養だと思う」とコメントしました。
受賞のお祝いに永田研究室の院生から花束贈呈
感想を述べる永田教授
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