東北地方太平洋沖地震に被災された他大学法科大学院修了生のための支援

 東北地方太平洋沖地震、そして津波により、多くの尊い命が失われましたことに、心より哀悼の意を捧げます。また、被災された方々にお見舞い申し上げます。

 震災で甚大な被害を被り、新学期の開始を遅らさざるをえない、自習室の使用を中止しなければならない状況に陥った法科大学院もあるとのニュースを耳にします。法曹養成を使命とする仲間としてできる限りの支援をしたいと考え、どのような支援が必要か被災地にある法科大学院にうかがいましたところ、司法試験を直前に控えた法科大学院課程修了生は特に事情が切迫していることから、京都産業大学では、次のような支援をおこなうことにいたしました。

  1. 帰省先または親戚宅等があり、京都またはその周辺に避難できる人には、本学の自習室等を利用し、勉強する機会を提供する(現在40人分)
  2. 東北地方に実家があり、居住場所を失った人には、上記に加えて本学の学生寮を確保し提供する(現在10人分)

 ささやかではございますが、上記支援策により、司法試験までの残された少ない時間を、勉学に専念できる、安心な環境で過ごしていただくことを願っています。

 いま東北の地で苦境にある修了生は、同じ志を持つ仲間でもあります。すべての人を受け入れるには足りないかもしれませんが、このたびの震災が法曹を志す人々の障害とならないよう、まず小さなことから始めます。

 私たちはすでに、受け入れのための準備を被災した法科大学院と連携しながら進めております。

 このような取り組みは、すでに他の法科大学院でも進められておりますが、さらに広くおこなわれるよう法科大学院間の連絡を密にし、支援を推し進めてまいります。

お問い合わせ
できるだけ、出身法科大学院を通してご連絡願います。

〒603-8555 京都市北区上賀茂本山
京都産業大学 法務研究科事務室
Tel.075-705-1564
Fax.075-705-2959
E-mail:law-school-jim@star.kyoto-su.ac.jp
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