「人と人をつないで、夢のきっかけを提供したい。」外国語学部 アジア言語学科 3年次 山田 聡司さん

「人と人をつないで、夢のきっかけを提供したい。」外国語学部 アジア言語学科 3年次 山田 聡司 さん

私の夢は人と人をつないで、夢を見つけるきっかけや夢を叶える場所を提供することです。現在、実行委員長を務める京都学生祭典の活動を通して、見つけた夢です。

私は外国語学部に所属し、日本語教師の資格取得を目指して日々勉強しています。1年生の時に先生から「日本語を教えるのであれば、日本で日本語を学んでいる留学生と関わって、生徒の立場をよく知るべきだ」とアドバイスをいただきました。

留学生と関われるコミュニティを探していたところ、京都学生祭典と出会いました。京都学生祭典は、留学生を含む京都の学生が企画運営を行い、京都の企業、大学、行政、地域の方々と連携し、学生ならではの視点から京都の魅力を発信する、毎年来場者が10万人を超えるイベントです。留学生とただ交流するだけでなく、一緒に何かを作り上げるところに面白さを感じ、参加を決めました。

2年生の時、京都学生祭典の地域交流部門に所属していた私は、学生からみた商店街の魅力を発信する企画を立案しました。そして、ご縁があって大映通り商店街と一緒に取り組みをさせていただきました。商店街の魅力を探していく中で、商店街の皆様が手作りしている赤紫蘇を使ったジュースを発見。とてもさっぱりしていて飲みやすく、私たちの同年代にも受け入れられる飲み物だと思い、京都学生祭典で売り出す提案をしました。

商店街の皆様はとても好意的に受け入れていただき、プロジェクトを任せていただきました。なんとか形にすることができたことは、とても楽しく嬉しかったです。

しかし、当時は同時に複数のプロジェクトを動かしていたこともあり、このプロジェクトに十分な時間を充てることができず、イベント当日の売れ行きは散々でした。せっかく信頼して任せてくれたのに。それが悔しくて、申し訳なくて、改めて自己満足で終わらせてはいけないと強く思いました。

そんな経験から私たち3年生が中心となる第17回京都学生祭典では、ご協力いただいている皆様ともっと一緒にイベントを作り上げていきたいと思い、委員長に立候補しました。今年のテーマは「京都から挑み、ともに新時代へ。」です。特に“ともに”という言葉に私の想いを込めました。京都学生祭典は、学生が主体のイベントですが、ご協力いただいている方々なしでは開催できないと強く思っているからです。だからこそ、学生のやりたいことだけではなく、関わる皆様がやりたいと思っていることも叶えられるようなイベントにしたいと考えています。「今年の学生祭典は違うね」と関わる皆様から言っていただけるように準備を進めています。

京都学生祭典の活動を通して、誰かと一緒に何かを作っていく楽しさを知りました。人と人が交流すると、普通ではできないことができる可能性も知りました。 そして京都学生祭典が終わった後でも、この経験を活かして、人と人をつないで、夢を見つけたり夢が叶ったりするきっかけを提供していきたいです。

山田 聡司


PAGE TOP