「何気ない日常に、雑貨でちょっとした幸せを提供したい」総合生命科学部 4年次 谷本 茉由さん

6.「何気ない日常に、雑貨でちょっとした幸せを提供したい」 総合生命科学部 4年次 谷本 茉由さん

私はこれまでの大学生活で「楽しそう」「やってみたい」と心が動く様々なことに挑戦してきました。自分の好きなことに打ち込む中で、私が見つけた夢は“雑貨に関わる仕事”をすることです。

大学に入ったばかりのころ、私には2つやりたいことがありました。それは「学園祭の実行委員をすること」と「雑貨屋さんで働くこと」。学園祭の実行委員をしたかった理由は、高校生の頃から、みんなで1つのことを作り出すことが楽しくて大好きだったから。京都産業大学の学園祭「神山祭」は毎年とても力が入っていて、高校生の頃から楽しそうだなと憧れていました。雑貨屋さんで働きたかった理由は、昔から絵を描くことや、デザインされたものが好きで、雑貨が身の回りにあると自分自身がとても幸せな気持ちになるからです。

結果的には、周りの仲間にも恵まれたこともあり、学生時代にしかできない神山祭の実行委員に全力を注ぐことを決めました。
神山祭の実行委員としては、学内に掲示する看板制作のチームのリーダーになったり、ポスターやパンフレットを作ったり、パンフレットの新たなページを企画したり。あるときには、卒業生でラジオパーソナリティの谷口キヨコさんのラジオ番組で神山祭をPRさせていただくなど、貴重な経験を数多くできました。そのころから、「みんなで何かをつくりあげる楽しさ」以上に、パンフレットや看板作りを通して「自分たちが考えたコンテンツやそれにかける想いを伝える楽しさ」を感じるようになっていきました。

そんな中、4年生になって就職活動が始まりましたが、その時はまだ自分の中で就職に対するしっかりとした意思がなかなか見つけられずにいました。“本当にやりたいことは何だろう”と自問自答しているうちに、1年生のときに雑貨屋さんで働きたいと思っていたことを思い出しました。それからは、何とかして雑貨に携わってみようと決め、今は雑貨制作の会社で様々なことに挑戦させてもらっています。自分の得意な“何かを伝えること”を活かし、WEBサイトで雑貨をより素敵に見せるページを作ったり、写真の撮影に立ち会ったり、毎回わからないことの連続ですが、雑貨に囲まれていることがとてもうれしく、日々夢に少しずつ近づいていっているような感覚で、とても楽しんでいます。

将来的には雑貨のデザインを考えたり、もしくはお店のレイアウトやキャンペーンを企画したりしてみたいという想いがあります。どんなことが自分に向いているかはまだわかりません。ですが、自分の好きなこと、面白いなと思った気持ちを大切にしていきたいと思っています。雑貨には「明日も頑張ろう」と誰かを励ましたり、日常にほっこりするような癒しを与えたりする力があると思っています。雑貨を通して、たくさんの人の毎日をちょっと幸せなものにする、そんなきっかけを作っていきたいです。

谷本 茉由


PAGE TOP