中国・香港中文大学(交換留学)

経営学部 経営学科 爲明 純一さん

留学種別:交換留学
留学先:中国・香港中文大学
留学時の年次:3年次秋学期〜4年次春学期
留学期間:2011年8月〜2012年4月
出身高校:英真学園高等学校

 私は、英語・中国語・経営学を学ぶことを目的に留学しました。使用言語は主に英語でした。

 まず最初の1か月で必要最低限の日常会話が可能になり、3か月目にある程度のスピードで話しかけられて理解できるようになりました。8か月目ではできる限り頭の中を日本語から英語に切り替え、自分の意思を相手に素早く伝えられるようになりました。留学後期の経営学のクラスで、案を出したり、自分の意思を述べることが求められ、会話が伸びました。

 留学前期はTOEFLの点数が足りず、専攻の経営学ではなく、英語や中国語を学びました。世界ランク38位の大学の授業を受け、周りの学生と自分の差や意識の高さに常に背筋が伸びる想いでした。また、専攻分野を履修したい強い意思があり、日本語を頭の中から捨て、英語に専念しました。クラスでのプレゼンテーションや討論を重ねるうちに、瞬時に理解し、発言する力がつきました。その甲斐もあり留学後期には、専攻分野の経営学を履修し、語学留学から学部留学に切り替えることができました。

 留学後期、経営学のクラスでは学期末にグループに分かれ、プレゼンテーション課題がありました。世界中から留学生が集まる大学のため、グループは多国籍の人で組まれました。時間厳守など日本では当たり前の常識が通じず、人が衝突することもありましたが、皆課題を良いものにしたい気持ちが通じ、結果としてグループ発表はクラスで2位になりました。国際経営のクラスではワークショップとして企業家から話を伺うため、中国本土での研修もありました。その他レストランでのテーブルマナーなど、座学だけでなく教室の外でも多くを学びました。

 冬休みに友人達と中国旅行を計画し、夜行バスで厦門を訪れました。自分で考え行動し、新しいことに挑戦する充実した日々を過ごしました。自由と背中合わせに、それ相応の責任がありました。

 世界を見て日本で暮らす自分の立ち位置を知り、日々過ごす人や環境に感謝できるようになりました。予想外のトラブルが起きることも頻繁にありましたが、語学力の面、また精神面も一回り大きくなり、留学してよかったです。世界中に友人ができたことも私の宝です。

 私は経営学部に所属していますが入学と共に留学を志しました。家庭の事情や英語の伸び悩みから一度はあきらめかけましたが、学内外複数の留学奨学金制度に応募し、2年越しで留学させて頂けることになりました。留学準備過程から帰国まで、たくさんの方々に助けていただいて感謝しています。外国語学部生でなくても、独学で勉強して交換留学は出来ます。もし諦めかけている方がいたら、私を見て頑張ってください!


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