韓国 梨花女子大学

外国語学部 英米語学科 木津 夏月美さん

留学種別:交換留学
留学先:韓国 梨花女子大学
留学時の年次:3年次
留学期間:2011年2月〜2012年1月
留学アドバイザー:外国語学部 クラフリン マシュー准教授
出身高校:京都文教高等学校

 私は韓国にある梨花女子大学に10ヶ月間留学していました。私の専攻は英米語ですが大学に入学してから第二外国語として韓国語の勉強もしており、英語・韓国語の両方を勉強できる梨花女子大学を留学先に選びました。

 留学が決まってから出発までは、授業についていけるか、友達ができるかなどといった緊張や不安がありましたが、今回の長期留学をする前に一度韓国での3週間の短期留学に参加していたこともあり、現地での生活に慣れるのにそれほど時間はかかりませんでした。もちろん初めは日本と違った文化の中で生活することに対するストレスや言葉の壁を感じて辛くなることもありましたが、そんな時には家族や友達が大きな支えになってくれました。また、食事面においても、私はもともと辛い食べ物が苦手でしたが少しずつ韓国の辛さにも慣れて途中からは色々な韓国料理を楽しめるようになりました。

 大学では、午前中は韓国語、午後は英語の授業を受けていました。韓国語の授業は留学生ばかりでクラスが構成されています。事前にクラス分けテストを受けるので自分のレベルにあった授業を受けることができ、楽しく勉強できました。一方で英語の授業は留学生だけでなく現地の学生も一緒に受けます。授業の内容が難しくて理解ができなかったり、欧米圏からの留学生や英語が堪能な韓国人帰国子女たちの英語力を前に気後れしてしまうこともありました。それでも出来るだけあきらめずに努力し、時にはクラスメイトと協力することで乗り越えることができました。苦労したぶん英語の授業から得られたものは多く、文法や単語などの知識だけでなくあきらめずに授業を最後まで受けきったことに対する自信も得ることができました。 もちろん留学中は勉強だけでなく楽しいこともたくさんありました。週末に友達とショッピングをしたりおいしいものを食べに行ったり、一人で地下鉄に乗ってふらふらと散歩しに行ったこともありました。好きな韓国の歌手のイベントやコンサートに参加した時には勉強のことを忘れて思いっきり楽しみましたし、出かけた先で偶然知り合いになった日本人観光客の通訳をしながらお買い物の手伝いをするという日本ではできないような面白い体験をすることもありました。

 韓国生活を送りながらもっとも強く感じたことは「たくさんの人に支えられて自分の生活が成り立っている」ということです。日本を離れている10ヶ月の間、家族や友人や大学の先生方などに助けてもらうことがたくさんありました。日本にいるときにはつい忘れてしまいがちですが、私の生活を支えてくれている人たちへの感謝の気持ちを常に持っていなければいけないなということを改めて学ぶことができたと思います。

 今回の韓国留学を通して本当にたくさんの経験をさせてもらいました。語学も上達するし、異文化体験をすることもできます。もちろんそういった楽しいことばかりではなく寂しい思いや辛い思いをすることもありましたが、留学中に経験したことで無駄だったことは一つもありません。良かったことも悪かったことも全て自分を成長させてくれました。留学しようかと迷っている人にはぜひ勇気を出して挑戦してみてほしいです。


  • 梨花女子大学のキャンパス

  • 文化学習の時の写真

  • 修了式での写真
PAGE TOP