ドイツ・ライプチヒ大学附属国際語学協会(派遣)

外国語学部ドイツ語学科 種岡舞真さん

留学種別:派遣留学
留学先:ドイツ・ライプチヒ大学附属国際語学協会
留学時の年次:3年次
留学期間:2010年3月〜2011年1月
留学アドバイザー:生田眞人 教授
出身高校:奈良県立高田高等学校

雪の日の公園

 私にとって留学とは、一言で言うと“知る旅“でした。
 ドイツを知る、ドイツ人を知る、たくさんの人と知り合う、友達の意外な面を知る、そしてなにより自分を知る・・・

 かるく5年分くらい生きたのではないかというくらい濃厚な毎日を送った一年でした。辛いことや苦しいこともたくさんありました。
(ドイツ人はやたらとパーティーが好きなので)最初のうちはパーティーに招かれても、一言もしゃべることが出来ず、歯がゆい思いもしました。周りのみんなが上達していくのに、自分だけ取り残されたような孤独感を味わいました。学校へ行けなくなった時期もあり、京産の先生や国際交流センターの方に迷惑をかけたこともありました。辛い恋もしました(笑)。たくさん泣きました・・・・

 だけど今は、そのときの自分がいたから、全てを乗り越えて今の自分がいるんだって思えます。
 そんなことを聞いて留学に行きたくなくなった、って思いました?わたしがあえてここに辛い体験を書いたのは、もちろんみなさんを不安でいっぱいにしたいわけではありません!ただ、留学って楽しいことばかりじゃないけど、でも、これを乗り越えたらまたひとつ新しい自分を知ることが出来るんだよ、ってことを伝えたいから。これってすごく素敵なことだと思います。

クラスのみんなでピクニック

 そして、心配しないで。もちろん楽しいことの方がたくさんあなたを待ってます!
 いろんな国の友だちがたくさん出来ます!(ドイツ人だけでなく、韓国、ブラジル、スペイン、中国、フランス、アメリカ、イラク、イタリア・・・もちろん日本人も!)ドイツ語で会話が出来て、笑い合えた時の達成感!寮でみんなでご飯を作って食べたり、サプライズで誕生日パーティーをしたり、夏には広い公園でBBQをしたり、ビーチバレーをしたり、木登りしたり、星を眺めたり、トラム(路面電車)に乗ってあてのない旅をしたり・・・楽しかったことは書ききれません!

 留学で得たものは、これからの人生においてもかけがえのないものになっていくことを確信しています。例を述べると、やっぱり“友だち”!楽しい事は倍以上に、悲しい事は半分以下に。なんでもみんなで分け合いました。一緒に留学をした友だちっていうのは、やっぱり特別です。大学で会ったら、「なんでここにいるの?」みたいな変な感じがしたり・・・(笑)
 恐ろしくて枚数を数えていないほど大量の“写真”も大切な宝物です。どの写真を見ても、その時のことを思い出して懐かしくなります。
 家族のありがたみも痛感しました。たまに泣きながら電話しても、受け止めてくれる。何気ない一言で、よし!もう一回頑張ってみよう!という気持ちにさせてくれる。決して安くはない留学費用を、私の夢のために文句も言わず出してくれたりと、何度お礼を言っても言いつくせないほどです。

 人生は、いろいろな経験を通して自分の上にどんどん新しい色を塗っていくようなものです。そして、留学はたくさんの色を与えてくれるものだと思います。たった一回の人生なので、思い切って世界に飛び出してみてはどうでしょうか。
最後に一言、
Leb’ die Sekunde! (一瞬を生きろ!)


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