ディズニー国際インターンシッププログラム・Interlinkコース

外国語学部 英米語学科 上坂 彩加さん

留学種別:休学留学
留学先:アメリカ・ディズニー国際インターンシップ(ノースカロライナ大学グリーンズボロー校での授業+ディズニーワールドでのインターンシップ)
留学時の学年:4年次(1年休学)
留学期間:2008年10月〜2009年8月
出身高校:京都府立鳥羽高等学校

同僚のみんなと・・・★

同僚のみんなと・・・★

 私は2008年10月から2009年8月までアメリカ、フロリダ州、ウォルト・ディズニー・ワールドでのインターンシップに参加しました。10月から12月まではノースカロライナ州のUNCGという大学で他の留学生たちと一緒に英語を学び、翌年1月から8月までインターンシップを経験しました。

留学のきっかけ

同僚の子たちと♪

同僚の子たちと♪

 元々英米語学科に入ったことから長期の留学を夢見ていましたが、なかなか踏み出せずにいました。そんな時にサギタリウスにディズニーでのインターンシップから帰ってこられた先輩の体験談が載っており、「これだ!」と思い、国際交流センターに相談に行きました。詳しい話を聞くうちに私にはこれしかないという想いが募り、応募を決めました。普通の留学では経験できない「働く」ということ、またディズニーは世界中から、子どもからお年寄りまで様々な人が訪れる場所なので、私が英語を専門にしたいと考えるきっかけとなった「世界中の人たちとのコミュニケーション」を実現できると考えたからです。

留学生活について

〈UNCG〉
 まず、ノースカロライナ州UNCGで英語を2ヶ月間勉強しました。授業は週5日、午前中にスピーキングとリスニングのクラス、午後にリーディングとライティングのクラスがあり、初日のテストでレベルにより5つのクラスに分けられていました。私はどちらもクラス3だったのですが、周りのレベルが自分よりとても高く思えて辛い思いをしたこともありました。 スピーキングのクラスでは、クラスの外で行ったインタヴューを録音し、それをクラスメイトと聞きながら発音の違いなどを考えたり、1枚引いたお題に対して3分間で自分の考えをまとめ、クラスの前で発表したり、グループに分かれて1つの商品を作り、その商品のプレゼンテーションを行ったりしました。私は特にこのプレゼンテーションで、他国の人たちと1つのものを作るのはどんなに難しいのかということを学びました。みんなが自分の意見ばかりを主張し、人の話を全く聞こうとしていなかったためです。ただ、最後のプレゼンテーションで発表を成功させた時の達成感は今までの数倍ありました。
 リーディングのクラスでは毎週あるお題に対してのエッセイを書き、先生に添削してもらったり、文法を勉強したり、クラスで読み進めている本の内容についてディスカッションしたりしました。ここでも私は全くディスカッションについていくことができず、苦労しました。
 その他の生活はすごく楽しいものでした。寮のルームメイトはアメリカ人でとても優しくて日本の話や好きな歌手の話などをして楽しく過ごしましたし、食事は毎日バイキング形式のカフェテリアで食べていました。毎週週末には協会の方々や留学生を支援してくださっている方々が様々なイベントを企画してくださっていたので、ハロウィーンパーティに行ったり、アメリカの家庭料理をご馳走になったり、各国の生徒たちが自国の料理を持ち寄るイベントでは私たち日本人学生も手巻き寿司とカレーを振舞ったりしました。 その後、12月の終わり2週間の冬休みをNYですごし、いよいよディズニーでのインターンシップが始まりました。

ディズニー

 私が働くことになったのはダウンタウンディズニーというショッピングとレストランの集まった場所の“Once Upon A Toy”というおもちゃ屋さんでした。店ではレジやストックをしたり、おもちゃの組み立て方をお客様に教えたり、子どもたちと遊んだり、お客様と色々なお話をしたりすることが仕事でした。また子どもたちにサプライズをする“Magical Moment”というものがあり、誕生日や初めてパークを訪れた子にキャラクターから電話でメッセージがもらえたり、組み立てたおもちゃのNo,1を決定し、その子に賞状をプレゼントしたりしました。初めはお客様とお話をすることもどうしていいかわからずに、アメリカ人の同僚がスラスラと仕事を覚えていくなかでとても悩みましたが、1人また1人と話しかけて行くうちに私の英語が下手でもみなさん笑顔で色々なお話をしてくださるということに気がつき、それからはどこからいらっしゃったのかや、パークでのお話など様々な会話を楽しむことが出来るようになりました。

留学したことで学べたこと

 この留学を通して私は国際性や異文化を受け入れる力が身についたと考えています。毎日世界中から訪れるゲストと様々なお話をしたり、外国からの留学生たちと生活を共にする中でその国の文化であったり、言語であったりを学べたというのはもちろん、初めは理解出来なかったり、許すことができなかったりしたこともだんだんと受け入れられるようになりました。
 また、ただ海外の大学に留学するだけでは今回のように世界各国の、それもお年寄りから子どもまで幅広い年齢層の方々とコミュニケーションを取れるという機会はなかったと思いますので、そう言った意味でとても貴重な経験ができたと思います。

今後の進路や夢

 現在私は、大阪の精密機械を作っている企業に内定をいただき、4月から社員として働かせていただく予定です。仕事は営業事務なのですが、海外でのシェアが高い企業なので、輸出業務も担当させていただきます。商品名や海外からの注文書、輸出に必要な書類などは全て英語で書かれていますので、英語を使った仕事がしたいと考えていた私にとっては本当に嬉しい限りです。また海外の企業様への文書の翻訳や海外出張に行かれる方の入国に必要な書類の翻訳などもさせていただけるので、翻訳家を目指している私にとってはとても勉強になる仕事ができています。

これから留学される方へ

 私は始めてこのディズニープログラムを知ったときに「このプログラムに参加してからでないと卒業できない!」という想いを抱きました。そしてディズニーから帰ってきた今、私のその想いは間違っていなかったと心から言えます。
 もちろん大変なことや苦しかった時期などもあり、日本に帰りたいと何度も思いましたが、その度に支えてくれている周りの方々の暖かさや優しさを感じることができました。 1度しかない人生でこんなに素晴らしい日々を送ることができたことを本当に幸せに思います。
 今、留学しようか悩んでらっしゃる方、たくさんいらっしゃると思います。留学が決まり、期待と不安でいっぱいの方もいらっしゃると思います。大変なことはもちろんいっぱいあります。でもそんなことは忘れてしまえるぐらい、楽しくて仕方の無い日々が待っている、自分の人生でこんなに貴重な経験ができるなんて、と思えることがたくさん待っていることを覚えておいていただいて、留学生活を楽しんでいただけたら・・・と思います。

  • ディズニークルーズにてミッキーと☆

    ディズニークルーズにてミッキーと☆

  • ディズニー滞在最終日、マジックキングダムにて♪

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  • 私の職場“Once Upon A Toy”

    私の職場“Once Upon A Toy”

  • 仕事中♪

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