アメリカ・カリフォルニア大学リバーサイド校(派遣)

法学部 法律学科 鈴木 貴大さん

留学種別:派遣留学(EBJプログラム)
留学先:アメリカ・カリフォルニア大学リバーサイド校
留学時の年次:2年次
留学期間:2015年4月〜7月
担当留学アドバイザー:木俣 由美 教授
出身高校:愛知県立一宮西高校

 “ Don’t be shy ” 出発前にTOEICクラスの先生からアドバイスされた言葉です。正直、自分の中では何の問題もなく留学生活を送れると思っていました。しかし、その根拠の無い自信はすぐに砕かれることになりました。

 私が留学したカリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)では、テスト結果によって個々の学力レベルを判断し、それに合うクラスを受講するという形で授業が行われ、グラマー、リーディング、ライティングを基本とした授業が展開されていました。教室内では様々な国籍の学生たちと授業を受けるのですが、クラスメイトは何の苦もなさそうに英語でコミュニケーションを取っていました。そこで、いざ私も話をしようと試みたのですが、英語が口から出てこないのです。自己紹介などのスモールトークくらいは話せたものの、内容の深い話になると言いたいことが英語で表現できず、不甲斐ない思いをしたのを覚えています。そこで、まずは短文でもよいので、とりあえず思ったことを言葉で表現しようと思い、口に出すようにしました。また、相手が話した文を覚え、自分の言葉として使えるようにもしました。それらが出来るようになってからは、人は環境に慣れていくもので、一か月も経たない内に意見を述べながら授業に参加することが出来るようになり、毎日が楽しくなっていったように思います。加えて、私が途中で折れることなく最後までやりきれた理由の一つに、目標を最後まで忘れなかったということが言えると思います。私は出発前、ある明確な目標を立て、留学中にそのことを決して忘れませんでした。どんなに大変なことがあろうとも目標を達成しようとし続けたことは、間違いなく自分が成長するための原動力になったと思います。ですが、留学を終えた今、私はやっとスタートラインに立てたかどうか程にしか、自分を評価していません。これからも勉強を続け、最終的には英語が主体となるレベルまで自分を成長させたいと思います。

 ところで、私は毎日朝から晩まで英語の勉強だけをしていたわけではありません。毎週のように金曜日の授業後には友達とバスケをし、週末にはビーチやディズニーなどへ旅行に行っていました。正直な感想を言うと、本当に楽しかったです!スポットに着いてから遊ぶのはもちろん楽しかったのですが、そこまで向かう間の友達との会話やゲームも楽しく、ずっとふざけていたように思います。ただ、そういった楽しみの中でも成長は出来るもので、私の場合は一人で電車やバスを使い、何時間もかけて遠出をしたり、Uberを例とした日本では経験できない初めてのことに挑戦したことで、行動力や挑戦心、積極性といった勉強以外の能力も向上出来たと思います。ですから、日々をどう過ごすかによって人の成長の幅は異なり、毎日を有意義に過ごすことがどれだけ重要であるかという事に気づくことが出来ました。

 最後に、先ほども述べたように、留学では自分自身がどれだけ積極的に行動していくかで得ることのできるものは大きく違ってくると思います。ですので、思い立ったらすぐ行動に移すくらいの意識で留学に臨んでください。新たな環境で苦労することもあると思いますが、挑戦心を忘れずに有意義な留学生活を送ってほしいと思います。そして、自分自身をIMPROVEしていってください。





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