国立ラプラタ大学(交換留学)
外国語学部 言語学科 スペイン語専修 千野 琳さん
留学種別:交換留学
留学先:アルゼンチン・国立ラプラタ大学
留学時の年次:3年次
留学期間:2013年2月〜2013年12月
担当留学アドバイザー:今井 洋子 教授
出身高校:埼玉県立和光国際高等学校
私は、今までに聞いたこともない、見たこともないようなものを学生のうちに自分自身の目で見てみたいという強い好奇心から留学を決めました。その中でもアルゼンチンを選んだのは、日本から一番遠いところにある国だから何もかもが日本と異なっているに違いない、そして学部授業が受けられるというこの二つの理由からでした。何でもいいので何か新しいことを知りたかったし、日本では経験できないようなことを体験したかったからです。
そうして何時間もかけ着いたアルゼンチンでしたが、到着してからは予想以上にトラブルの連続でした。引っ越し前日に起こった洪水で引っ越し先の家に行くことが出来なくなり、学校も停電などのトラブルで私と連絡が取れず、新しい家を自分で探さなければなりませんでした。今となっては盛大な笑い話ですが当時は、見知らぬ異国で住む所がなくなるという事態に相当焦りました。自分でインターネットを使って借りることの出来る家を探したりホステルを探したり、知人に連絡を取ったりしながら毎日頭をフル回転させてスペイン語でコミュニケーションを取っていました。さらには更新された筈のビザが届かず滞在期間が切れる前に一度出国しなければならなくなったり、旅行先で悪天候の為国境が封鎖され危うくアルゼンチンに戻れなくなりそうになったり…笑
留学先では、日本では小さなことで済むトラブルも大きな問題になります。言葉の通じない海外では、それを解決するにも自分の言語力と行動力だけが頼りです。少し危機的状況の中で自分を追い込んで問題解決をしていったことで、この留学は私に自信をつけさせてくれました。今回は私にとって二度目の長期留学でしたが、前回の時とは違って、自立し自分で考え行動できた留学だと思っています。
もし留学に行くか行かないかで迷っていて、その理由が怖いとか不安とかそういったものなら、勇気を出して国外へ出ることをお勧めします。留学先で知り合う友達や海外の学生たちとの関係は、きっと留学から帰ってきてもかけがえのないものになると思います。そして何より、留学は楽しいです。言葉が分からず悔しい気持ちも、トラブルにぶつかってハラハラする緊張感も、その解決に奔走することも、留学ならではだと思います。ぜひ、一年海外で過ごしてみてください。この先なかなか出来ないですよ、こんなこと。笑
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友達の家で一緒に夕飯 -
我が家で一枚