イタリア・シエナ外国人大学

外国語学部 言語学科 イタリア語専修 Fさん

留学種別:交換留学
留学先:イタリア・シエナ外国人大学
留学時の年次:2年次
留学期間:2012年9月〜2013年7月
留学アドバイザー:外国語学部 アレッサンドロ・マヴィリオ助教
出身高校:紫野高等学校
現在の語学スコア:英検2級 伊検3級 CILS B1

 大学入学前から漠然と長期留学をしてみたい!と思っていたものの、大学からしか勉強のしていない第二外国語で上手くいくのだろうかという不安と、かかる費用や留年しないといけないのでは、などといった疑問がありなかなか踏み出せずにいました。 しかし、せっかく四年間かけて勉強するのだから話せるようになりたいという思いと、大学生の今だからこそ許された時間があると思い決断に至りました。また単位や費用の面において大学のシステムがしっかりしているで、それも大きな決め手になったと思います。

 授業は、イタリア語コース、イタリア文化講座、また一般学生に混じって建築関係の授業を受講していました。
 イタリア語の授業に関しては、年齢・国籍もばらばらだけど同じ目的を持ったたくさんの留学生に出会い外国人大学ならではのよさがありました。クラスはレベル分けされているので、友達も作りやすくとても楽しく授業に参加できたと思います。
 チャレンジのつもりで受けた建築関係の授業は、予備知識もないうえに専門用語が難しく、全然理解できませんでした。しかし少人数クラスだったのと、先生が画像や映像をたくさん用意してくださっていたので、授業の後にネットで調べてみたり授業を録音したりして自分なりに工夫しました。また先生が毎回授業の後に「今日も参加してくれてありがとう」と声をかけてくださったので、分からないなりにも頑張って通いました。

 また授業外では、日本人の頼れる大学スタッフさんのおかげで、駅の構内にあるインフォメーションセンターにて観光案内のインターンシップに参加することが出来ました。主に英語・イタリア語で観光案内をしていたのですが、様々な言葉が飛び交うなかで、話す言語を状況に応じて切り替えるというのは、とても難しく良い経験になりました。

 また生活面においては、日本人スタッフの方に相談させていただいたり、チューターをしてくれているイタリア人学生およびルームメイトが親切に助けてくれたので無事に過ごせました。長く滞在されている日本人の方から参考になるお話を聞いたり、イベントにも誘っていただき適度に息抜きもできたのでホームシックにもなりませんでした。
 また友人にも恵まれ、同じ留学生仲間とは自国の料理を持ち寄ってパーティーをしたりイタリア国内をたくさん観光しました。イタリア人の友人達とは、遊びに出かけたり、大学からの招待で一緒にバスケ観戦やクラシック音楽コンサートに足を運びました。また、テスト前は率先して助けてくれ本当に友達思いで素敵な人たちでした。

 私はこの留学で、何か変わるのではとばかり考えていましたが 「気付く」ということが多かったように思います。こういう状況になれば私はこうなってしまうんだとか。 私は思っていた以上に頑張れるんだ!と気付けたのはこの留学で大きな成果でした。どうせ一生住む訳ではないから、失敗して恥をかいてもいいやと何でも挑戦できたと思います。

 なんとなくでも留学を考えている学生のみなさん! 是非、学内のイベントに行ったり国際交流センターに足を運んでみて下さい。その小さな一歩が大きな一歩になると私は信じています。

  • 世界一美しい広場、カンポ広場にて

  • 下宿先から

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