メキシコ・メキシコ国立自治大学

外国語学部言語学科 スペイン語専修 夏目 佳奈さん

留学種別:交換留学
留学先:メキシコ・メキシコ国立自治大学
留学時の年次:3年次
留学期間:2012年4月〜12月
留学アドバイザー:外国語学部 今井 洋子 教授
出身高校:浜松市立高等学校

伝統舞踊の授業

 私が留学を決めた理由は、語学はもちろんですが、1年間日本を離れメキシコという全く違う文化を持つ国に滞在することで何かと消極的だった自分を少しでも変えるきかっけにしたいと思ったからです。以前までは、留学に行くだけで語学力が上がり自然と自分の中で何かが変わると思っていましたが、そのような事は勘違いでした。いざメキシコに行ってみると、語学力も努力しなければ全く変わりませんし、自然と性格が変わることもありません。また、色々な人と出会って話をしていくうちに、いかに自分が周りの目やつまらない事を気にして行動していたかに気付きました。そこで、授業で自分から発言したり、思いついたことをすぐにやってみたり、なるべく外に足を運んでたくさんの人と交流するなど、些細なことですがとにかく積極的に動くように努力しました。具体的には、以前からやりたかったボランティアや、ダンスの授業、現地での語学力テストの受験など、いろいろな事に挑戦しました。そのおかげで語学力も上がり、色々な人と話すのがさらに好きになったように思います。

 また、過ごしていく中で、メキシコは人との繋がりが強く人と人との間がとても近い国だと感じました。私はメキシコ人の女の人とルームシェアをしていました。彼女は、私を彼女の姉の結婚式に招待してくれたり、メキシコを代表するイベントである独立記念日には彼女の実家に誘われ、彼女の両親や兄弟、親戚と一緒に過ごし、イベントに参加したりと、色々な経験をさせていただきました。メキシコでは家族をとても大切にし、毎週末には家族で集まり、家族団らんを楽しんだり、誕生日は家族や親戚など大勢が集まり盛大に祝ったりします。彼女の家族は私の事を家族のように接してくれ、別れ際に、メキシコにもうひとつの家族があるんだからいつでもメキシコに帰っておいでと言ってくれて、本当に感動したのをよく覚えています。また、日本の文化にも興味を持ってくれたので、日本の紹介をしていくうちに、日本で当たり前だったことがいかに特別で、独特な文化であることや、日本の良さにもたくさん気付く事ができました。

 留学ではたくさんの出会いがあり、日本ではできない体験をたくさんさせていただきました。メキシコは日本のように発展した国ではありませんが、人との繋がりが強く本当に温かい国でした。日本でも積極的に行動することを忘れず、人との繋がりを大切にしていきたいと思います。

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