インドネシア・パジャジャラン大学

外国語学部言語学科インドネシア語専修 足立 奈々恵さん

留学種別:派遣留学
留学先:インドネシア・パジャジャラン大学
留学時の年次:2年次秋学期から3年次春学期
留学期間:2011年10月〜2012年7月
留学アドバイザー:外国語学部 エディ・プリヨノ 准教授
出身高校:大阪府立芥川高等学校

留学のきっかけ

 高校生の時から世界の歴史や文化を知ることが大好きだった私は、スマトラ島沖地震が発生し募金したことがきっかけで自分の国とは異なった独特の文化をもつ、インドネシアという国に興味を持つようになりました。そして実際に行って自分でインドネシアの文化に触れ、人々と交流したいと思ったことが留学のきっかけです。入学後言語や文化を学ぶうちにその思いはよりいっそう強くなりました。

留学生活

 インドネシアに着いた当初は、多くのことが自分の今までの生活とは異なり、面白く感じる反面、不安もいっぱいでした。しかし、しだいに生活にも慣れ、多くの友人ができ、日々が充実したものとなっていきました。
 休日はインドネシア人の友達に色々な場所やイベントに連れて行ってもらったり、一緒にカラオケで歌ったりしました。学校でもフォーマルなインドネシア語を勉強できますが、やはり友達と一緒に遊び、そこで若者が使う話し言葉を教えてもらっている時の方がよりインドネシア語が上達することが出来たと感じました。そのため、1日1回以上はインドネシア人や外国人の友達と遊んだり雑談し、なるべく彼らの生活に溶け込むことを心がけました。また、他国の友達と生活を共にし、話し合うことで、文化や考え方の違いを実感することができ、日本の文化や自分の考えを見つめなおす良い機会となりました。
 留学生活の終盤には、インドネシアの学生のための日本語スピーチ大会がありました。私の友人達がその大会に参加するため、毎日一緒にスピーチの練習をしました。その練習に協力する中で、正しい発音や文法を教えることの難しさや、うまく伝えられた時の達成感を感じることができました。そして当日、その子たちが地方大会で1位と2位に輝いた時は本当に喜びでいっぱいになりました。

得たもの、学んだこと

 生活にも慣れ、日々が少々味気なく感じてきていたある日、同じ学校で勉強している日本人の方と話をしていた時に、「人に気を使いすぎだよ。あんまり無理しなくてもいいんじゃない?」とアドバイスされたことがありました。その言葉を聞いたとき、私は肩の力がフッっと抜けたような気がしました。思えば、多くの人の期待に応えるために少々無理をしていたのかもしれません。その言葉をきいてから私は、自分の思っていることを大切にしようと思い、自分が本当にやりたいことを優先し、はっきりと自分の意見が言えるようになりました。すると、交友関係は少し変わりましたが肩肘はらずに本当に心の中で思っていることを話し合える大切な友達ができ、日々がより充実したものとなりました。この友人たちは留学生活で得た、かけがえのない宝物です。このことから、自分のペースを守ることや、困ったときは誰かに頼ってもいいということを学びぶことができました。

これから留学される方へ

 ”少しやってみる”という勇気を持ってみてください。少しでも興味があったら是非チャレンジしてみてください。最初の一歩を踏み出すことはとても勇気がいるかもしてません。しかし、その一歩を踏み出すことでたくさんのことを経験することができ、新たな出会いや発見、感動を得ることができるはずです。

  • UNPADの友達と

  • レンバンのサテクリンチのお店で

日本語スピーチ大会

PAGE TOP