韓国・慶熙大学(認定)

文化学部国際文化学科 日垣 千琴さん

留学種別:認定留学
留学先:大韓民国・慶熙大学
留学時の学年:3回生
留学期間:2008年3月〜2009年1月
留学アドバイザー:宮川康子先生
出身高校:飛翔館高等学

留学体験記

 私は韓国の同世代の人々に関心がありました。以前から韓国の歴史・文化に関する本は読んでいましたが、京産大へ留学しに来た韓国の人と仲良くなるうちに、「隣の国に住んでいる同世代の人たちと日本の同世代の人とどんな所が違うのだろう」実際に目で見て確かめてみたいなって思うようになり、次第に1度、韓国へ行ってみたいと思うようになりました。ただ旅行で行っては観光だけで終わってしまうし、私は肝心の韓国語をほとんど知らなかったので、言葉を学びながら、同世代の人と交流をしてみようと思いました。短期留学も考えましたが言葉が少しわかっただけで帰国しなければならないと思い、3回生というこの時しかないと思い、長期留学をしました。

 苦労したというか大変だったのが、銀行のATMが4日間ほど急に使えなくなったことです。私はいつもお金を日本から振り込んでもらってそれを韓国にあるGlobal ATMで引き落としていましたが、学校だけではなく、ほとんどのGlobalATMが急に使えなくなる、しかも銀行に問い合わせても原因がわからず、お金を引き出すことができなくなり、大変でした。

 学校の午前中の授業はずっと韓国語の勉強をしました。春学期のクラスの時は先生も、日本語・英語を使っての説明をしてくださいましたが、夏学期からはすべて韓国語の授業でしました。秋学期には模擬面接と言って、大学の面接、就職するときの面接練習をしました。午後には選択授業でテコンドーや韓国文化の授業も受講しました。午後授業がない時はチューターと会って、勉強を教えてもらったり、ソウル市内へ遊びに行ったりしました。

 留学をして一番楽しかったのは韓国語を使って、韓国人だけでなく、いろんな人と話し、遊んで、仲良くなれたことです。特に私はマレーシアの友達と仲良くなり、週末には一緒に旅行へ行ったりもしました。またお互いの国の料理をごちそうしたりして、楽しかったです。また私は早く喋るようになりたかったので、友達をたくさん作りたいと思っていました。だから、まず私は寮ですれ違う人には全員に必ず挨拶しました。学校でも、少しでも顔を知っている人には挨拶をしました。最初は緊張しますが、これが楽しいです!  私は今回留学をして、きちんと相手に意思表示をすることはとても大切であることがわかりました。迷惑かなとか思いがちですが、相手にはきちんと意思表示をしなければかえって相手に迷惑をかけることになります。また、韓国のというより、私と同世代の人は同じ考えをもっているということがわかりました。オシャレもするしアルバイトもするし、みんな学生生活を楽しんでいます。でも1つ違うのがみんな自分の国のことをよく知っていることです。歴史や政治など本当によく知っています。私は本当に自分の国のことについて本当に何も知らないなぁと思いました。むしろ知らなさすぎて恥ずかしかったです。私は帰国してまず日本のことについてもっと勉強しなければと思いました。

 最後になりますが、長期留学と言っても、ほんとあっというまに過ぎてしまいます。だから1日1日大切にして過ごせば、きっといい留学になると思います。

 また、京産大の留学制度はかなりいいと思います。認定留学は認定されれば、自分が行きたい大学へ行くこともできますし、皆さんも少しでも興味があるなら、今しかないこの時にぜひ行ってみてください。

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