平成23年度 京都産業大学神山天文台開設1周年記念講演会
(第1回天文台講座)開催

 京都産業大学では神山天文台の開設1周年を記念し、神山天文台開設1周年記念講演会(第1回天文台講座)を6月18日(土)に開催いたします。

 第1部では、国立天文台教授・渡部潤一氏を招き、宇宙生命について最新の天文学の成果を講演いただきます。第2部では、渡部氏と神山天文台長・河北秀世が両氏の専門である彗星研究の最前線について対談形式で紹介いたします。

 どなたでもご参加いただけますので、是非お申込みいただきますよう、ご案内申しあげます。

講演タイトル 第1部 講演会「宇宙生命に挑む−天文学からのアプローチ−」
渡部 潤一(国立天文台 教授)

第2部 対談「彗星(ほうき星)とは? :研究の最前線」
渡部 潤一(国立天文台 教授)&河北 秀世(京都産業大学 神山天文台長)
講演内容 第1部「宇宙生命に挑む−天文学からのアプローチ−」
 この地球以外に生命は果たして存在するのでしょうか?
 生命に起源にも関わる、この問いには生物学だけでなく、天文学や惑星科学からも挑戦が続いています。生命に材料になる物質は、いったいどこに、どの程度あるか。生命発生に必要な水は、宇宙にありふれているのか。地球のような水の惑星は他にあるのか。太陽系以外の恒星の周りに存在する系外惑星の中には、地球のようにハビタブルゾーン(生命存在可能領域)とよばれる範囲にある惑星もあるのか。実は、このあたりまではずいぶんと理解が進んできました。一方、果たして水があれば必ず生命は発生するのか、あるいは、どんな生命でも発生すると、必ず進化して、一定の期間の後に文明を持ち、宇宙を理解できるようになるのか、といった問いに対しては、まだ答えは見えていません。現在の天文学からのアプローチによって、果たしてどこまでがはっきりしてきて、どこから先がまだ見えないのか、についてご紹介します。

第2部 対談「彗星(ほうき星)とは? :研究の最前線」
 神山天文台では、私たちの太陽系の起源を探る研究を進めています。そのために注目されている天体が「彗星(すいせい)」です(「ほうき星」ともいいます)。
 この彗星を宇宙まで追いかけて行って観測するという彗星探査は、1980年代後半からスタートし、これまでに何度か実施されています。渡部潤一教授は日本における彗星研究の先駆者であり、牽引者でもあります。そこでこのたび、河北神山天文台長が、彗星の正体を簡単に紹介しつつ、渡部教授の彗星研究における様々なご経験や裏話などを対談形式でお聞きします。
対象 どなた様でもご参加いただけます。(年齢制限はございません)
日時 6月18日(土)15:00 〜 16:30
場所 京都産業大学 神山天文台 サギタリウスホール
参加費 無料
申込方法 事前申込制 (本学Webページ、電話もしくは神山天文台事務室窓口で直接受付)
1グループ5名までお申し込みいただけます。
※FAX、E-mailでの受付は行いませんので、ご了承ください。
定員 100名(先着順)
申込締切 2011年6月15日(水)まで
但し、定員に達した時点で申込みは締切らせていただきます。

※天文台講座について
神山天文台では、季節ごとに年4回の天文台講座を開催しています。
神山天文台の研究・教育スタッフが各自の専門分野の話題を中心に、神山天文台で行われている天文学の研究や観測技術の研究・開発について講演や実験を行います。地域の方々が天文台の研究者と気軽に交流していただける場にしていきたいと考えております。 

申込みについて

 申し込みにつきましては、6月15日(水)をもちまして終了させていただきました。

 なお 当日、若干の席を用意しておりますので、ご希望の方は下記までお問合せください。

〔お問い合わせ〕
京都産業大学 神山天文台事務室 Tel.075-705-3001

その他

  • 当日は、通常どおり天体観望会も実施いたします。(入場無料) 〔19:00〜21:00(入館は20:30まで)〕
    天気が悪く、天体観望会を行えない場合には宇宙の立体映像上映を行います。
  • 本学には来場者用の駐車場がございませんので、公共交通機関をご利用ください。
  • 神山天文台の館内では飲食をご遠慮いただいておりますので、あらかじめご了承ください。
  • 申し込みの際にご記入いただきました個人情報は、天文台講座の連絡のみに利用いたします。
お問い合わせ先
京都産業大学 神山天文台事務室
Tel.075-705-3001
〒603-8555 京都市北区上賀茂本山
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