ニュージーランド、アラ インスティチュート オブ カンタベリー

外国語学部英語学科イングリッシュキャリア専攻 西澤 盛さん

渡航先 ニュージーランド、アラ インスティチュート オブ カンタベリー
専攻 Bachelor of international tourism and hospitality management
渡航期間 2019年2月〜2019年12月
留学アドバイザー 外国語学部 クラフリン マシュー准教授
出身高校 滋賀県 私立滋賀学園高等学校

留学のきっかけ

私が留学を目指したきっかけは、英語の上達と観光、ホスピタリティーを学ぶためです。私が大学に入学した時は、留学する気はありませんでした。なぜなら、高校の時にもニュージーランドへ約一年間の留学をしており、英語には自信があったからです。しかし、そんな私に自分の英語はまだまだなんだと本学で留学している学生に気づかされました。英語で行われている一般教養科目を受講している学生は留学生がほとんどで、世界中から本学へ来ている学生のほとんどは、英語が彼らの第二言語であるにも関わらず流暢に話し、また圧倒的な発言力を持っていました。将来は、日本だけでなく世界で活躍できる人間になりたいとぼんやり考えていた自分に大きなショックを与えられました。また、一回生の秋から履修した、原田先生のツーリズム論とホスピタリティー論で観光、ホスピタリティーに興味を持ちました。日本ではまだ観光やホスピタリティーを学ぶということが知られてないので、それが学べる海外へ行きたいと強く思い、留学を決めました。

留学に向けて

留学に向けては、英語学習(IELTS)と履修している授業に力を入れました。英語学習は、海外の大学に行くことを想定した内容を学べるIELTSの勉強をしました。IELTSの勉強は、留学に行ってからライティングやリーディングの面で非常に役に立ったと感じました。授業内では、留学生と受けていた授業で、留学先で周りの学生について行けるように、その授業内でも積極的に取り組みました。

クライストチャーチについて

クライストチャーチはニュージーランドの南島最大の都市ですが、日本と比べたら正直、全く最大の都市と感じませんでした。しかし、自然豊かで落ち着いた街で、程よく栄えていて個人的にはとても気に入った街です。一年を通して暑すぎず寒すぎない穏やかな気候でした。街は、ガーデンシティーと言われるくらいガーデンやパークが多くて綺麗な街でした。ハイキングできる山や、サーフィンできるビーチがあり、休日にはよくアウトドアを楽しんでいました。南島最大の都市ということで、様々なイベントが行われていました。プロのラグビーの試合観戦も何回も観に行きました。クライストチャーチの人は、少し早口の人が多いけれど、とても優しくていい人ばかりでした。

Ara Institute of Canterbury について

私の通っていた、Ara は、クライストチャーチの中心街に位置しています。その為、非常に活気があり明るい雰囲気な学校です。Araは、universityではなくinstitute of technologyと言われる教育機関です。Institute of technologyは、自分が関わりたい仕事に直接関係のある専門分野を学ぶ学校です。そのため、学生のほとんどは、自分の将来のビジョンを持っておりその為に勉強しているので、モチベーションの高い生徒ばかりでした。Araの一番の強みは、専門分野の実用的な内容を学べることです。企業とコラボレーションした企画や、企業の人を招待した発表、実際の産業を体験する機会が多いです。また、授業は大人数ではないので、学生同士、学生先生の距離が非常に近いので、学びやすい環境で勉強できます。

クラスについて

私は、一年間Bachelor of international tourism and hospitality managementというコースに所属していました。このコースは3年間あり、私はその1年生として在籍しておりました。一年生ということで、高校から卒業してきた学生や、自分の将来のためにもう一度学校で学び直す学生など様々でしたが、全員自分のビジョンが見えていて、それに向かって勉強しているので積極性、自主的に学ぶ姿勢があり、彼らと学ぶことで私自身にもモチベーションが出来て、1年間で非常に良い刺激を受けることができました。また、このコースに在籍していた同じ学年の学生は40人程度で、授業は全体の半分に分けられた20人程度のグループで学ぶ為、完全少人数でした。その為、クラスメイトとはいい関係で楽しく学ぶことができました。先生も全員生徒を名前と顔を覚えており、熱心に教えてくださいました。

専攻内容について

私の学んでいた、Bachelor of international tourism and hospitality managementというコースは、名前の通り観光、ホスピタリティー産業でマネージャーになることを目指しているコースです。私はそのコースの1年生ということで、全ての授業が必修科目で選択できた科目はありませんでした。しかし、その全ての科目は、ホスピタリティー、観光産業で必要になる知識なので非常に満足しています。
一学期は、レストランオペレーション、ホテルオペレーション、Introduction to International Tourism and the Hospitality industry という3つの教科を受講していました。講義系の授業と、実践的な授業が半分位ありました。一学期は、マネージャーとして、産業の仕組みを知る為に、全体的に観光ホスピタリティー産業について広く学びました。レストランオペレーションでは、ニュージーランド人に大切なコーヒーや、ワインやアルコールについて学びました。また、学校のレストランで実際にフォーマルレストランでのサービスを体験しました。様々な人種の人が集まる今日、食事に関する現場で、どの様にすればお客様と従業員、従業員同士の文化の壁を越えることができるかについても考えました。ホテルオペレーションでは、ホテルの仕事内容を学びました。その中でも、フロント業務を中心的に学び、チェックイン、チェックアウトの実技テストを受けました。また、ホテルの経営方法についても学びました。Introduction to International Tourism and the Hospitality industryでは、急成長する観光の特徴、どのように昨日しているかなど、全体的な産業について学びました。また、その目まぐるしく変わる産業で成功するにはどのような人物になるべきか、どのようにチームをまとめていくかについても考えました。
二学期は、マネジメントにフォーカスした内容でした。Principals of Tourismと、Restaurant managementという二教科を受講していました。Tourismでは、観光が及ぼす影響、その土地が及ぼす観光への影響について主に学びました。また、人の動きやトレンドについても学び、それを学ぶことで、どの様にどの土地で誰をターゲットにして観光を広げればいいのかについて考えることができました。Restaurant managementでは、マネージャー又は経営者として飲食店を経営していくことに必要な知識を身につけました。学校のレストランで働いている学生スタッフのシフトや役割分担、在庫確認、売り上げの計算の仕方を実際に体験しました。レストランの実際の売り上げやコストなどの数値を用いて、レストランの改善点などの分析も行いました。学期末には、グループでミニカクテルバーをイベントでつくり、飲食店の経営方法を学びました。
私の授業数は、本学からの留学生と比べると少ないように見えます。しかしそのおかげで、日本では一科目15回しか無い授業と違い深く学ぶことができました。また、日本ではできない経験をたくさんできました。また、様々な経験のおかげで自分の知らなかった一面を知ったり、自分の可能性をもっと広げたりすることができました。

寮について

私の住んでいた寮は、一人一部屋あり、バスルーム、キッチン、リビングを他の4人の学生とシェアしていました。私の暮らしていた部屋は、インターナショナルの学生で固められていました。ルームメイトとは、一緒に料理したり、休みに遊んだり、週末にはパーティーしたりしていました。また、ルームメイトと同じクラスの学生も私の部屋に遊びに来ていたので、様々な専攻の人と関わることができました。寮には様々なイベントがあり、寮は全体200人いたのでとても盛り上がりました。キャンパスの真横に寮があったのでいつでも学校のジムに行ったり、図書館へ行ったりできたので非常に便利でした。

ホリデーについて

ミルフォードサウンド
ニュージーランドの学校は、基本的に二ヶ月行けば、2週間休みです。学期の変わり目は3週間で、年末は、11月末から2月の中旬までの長期休暇があります。私は南島をホリデーの度に回っていたので南島はほとんど全部見ることができました。南島は、北と南では気候が違いそれぞれ綺麗な自然を見ることができました。3回目のホリデーには、クラスメイトの一人とフィジーにも行きました。綺麗な海と、フィジー人は陽気でフレンドリーでとてもいい思い出になりました。
フィジー
アベル・タスマンナショナルパーク

まとめ

私は、自分の留学に非常に満足しています。勉強するときは、全力で自分の学びたいことを学び、遊ぶときは本気で遊べたので、悔いの残らない生活を送ることができました。英語力はもちろん、積極性やコミュニケーション能力を身につけることができました。また、他の国の学生とクラスことで、異文化理解や、異文化適用も身につきました。この留学で学んだことを生かして、将来は世界で活躍できる人間になれるようにこれからも頑張ります!
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