先輩の学び
初めての留学は、自分と向き合うチャンスです。
2年次の終わりから3年次にかけての約5カ月間、韓国・ソウルの慶熙大学校へ留学しました。
韓国語に興味を持ったのは、高校3年生の時に出合ったK-POPがきっかけです。留学中は、同じクラスメイトと韓国語でお喋りができたり、好きなアーティストのライブに行って通訳なしでトークの内容が理解できたりすることに逐一感動していました。
そんな中で、もう1つ新たに興味を持ったのが「観光」について。韓国ではK-POPやドラマを活用して、観光客を誘致する政策を積極的に行っています。例えばドラマのロケ地を観光地化したり、人気アーティストの徴兵期間を延期したり。国全体で大衆文化を育てようとする姿勢は、K-POPを愛する私にとってとても魅力的で、もっと深く学んでみたいと思うようになりました。帰国後は、ゼミで大衆文化と観光のつながりについて研究しています。
留学を振り返って思うのは「自分のことを少しだけ理解できた時間だった」ということ。自分はどんな性格で、何に興味があって、今何をすべきか。異国の地で“日常”や“常識”をリセットできたからこそ感じられたことです。私は好きなものの先に、没頭できる学びを見つけることができました。それに、物怖じせずに前へ進むほんの少しの度胸も。留学は、自分自身を見つめ直したい人にもおすすめです。
外国語学部 アジア言語学科 3年次
新垣 亜美さん
※掲載内容は取材当時のものです。
海外でいろんな「面白そう」に出会えます!
2年次の秋からアイルランドに半年間の留学をしました。
私が暮らしたコークは学生の街で、世界中から留学生が集まっています。フランスなど欧州各国はもちろん、中東や南米、そしてアジア各国まで。留学生同士なので会話は英語で行うのですが、見た目や習慣はそれぞれの国で全く違う。あの街での暮らしは「異世界」に紛れ込んだ感覚でした。
例えば、ベトナム人の友人はスパイスの香りを漂わせて、信仰の関係で爪を独特のスタイルにしていたり、イラン人の友人はチャドルという頭巾のようなもので髪の毛を隠していたり。そんな人たちと友達付き合いをしていると「当たり前でないこと」「違うこと」にどんどん慣れてきて、驚きよりも「面白そう」と思うようになります。
よく「留学をすると積極的になる」と言いますが、もしかしたらそれは、自分の中に何でも「え!?面白そう」と思える感覚が定着していくからかもしれません。
ある日、友人と出掛けた有名な港町コーヴの景色はとてもカラフルで。それはいろんな「面白そう」がいくつも並んだ、当時の私の心の風景のようにも見えました。今も忘れられない景色の1つです。
外国語学部 英語学科 4年次
番場 友香さん
※掲載内容は取材当時のものです。
もし昔の自分に会えたら、力いっぱい背中を押します。
「語学力の向上」だけが目標の留学にずっと迷いがありました。でもフィンランドで学べたのは語学だけでなく、自分の幸せに耳を澄まして、家族を大切にする暮らし。オレンジの明かりだけが照らす、飾らないクリスマスの景色が忘れられません。
今の私の考え方や進路は、すべてあの10ヵ月の留学で形作られたもの。たとえ目的が一つだけだったとしても、世界に一歩踏み出せばいくつもの気づきが生まれます。留学は一生モノの学びの機会。ぜひ挑戦してください。
外国語学部 国際関係学科 4年次
前内 玲那さん
※掲載内容は取材当時のものです。