「つれてってホームビジット」について、交換留学生のバディ活動に参加しようと大学のホームページでバディ活動について調べていた時に、「つれてってホームビジット」の存在を知りました。
その後、バディ活動をする中で、「つれてってホームビジット」をやってみようと考えたのは、せっかく日本に来てくれた留学生をぜひ自分の実家に招きたいと思ったのと、バディとして活動できる最後の時間を有意義に過ごしたいと思ったからです。
一方で、ホームビジットに参加しようと決めてから実際に実家に招く直前まで留学生に楽しんでもらえるのか、私の家族と馴染むことができるのだろうかなどとても不安でした。

しかし、いざ実家に招いてみると家族が本当に暖かく迎えてくれてホッとしました。
留学生が岩手県にいる間は、世界遺産の平泉・中尊寺、日本百景にも選ばれている厳美渓や、三陸海岸を訪れたり、家族で回転寿司に行ったりと、たくさんの観光地を訪れました。また、留学生が母国の家庭料理を振る舞ってくれたこともありました。留学生が滞在した期間は短かったですが、充実した時間を過ごすことができたと思います。

最終日に、留学生が「岩手に招いてくれてありがとう。楽しかったよ！」と言ってくれた時は本当にホッとし、実家に招いて良かったと思いました。また、留学生を受け入れるにあたって、留学生が快適に過ごせるにはどうしたらいいのか、一生懸命考えて全面的に協力してくれた家族には感謝しかありません。
文化も言語も違う留学生を家に招いて生活することは、少しハードルが高いと思うかもしれません。ですが、留学生にとって日本の家庭で生活することは良い機会になりますし、留学生だけでなく、招く側にとても素晴らしい経験になると思います。留学生を家に招くことで、自分自身が今まで気づかなかった事についても気づくことができるかもしれません。

来年春からスペインのサラマンカ大学に留学することになりました。もともと留学したいと考えていましたが、バディ活動、つれてってホームビジットを通して様々な国の学生と話したことで、更に留学に行きたいという気持ちが大きくなりました。今回の活動を通して身につけた留学生とのコミュニケーション力を留学先でも活かすことができたらなと考えています。
バディ活動に参加するにあたって、留学生とコミュニケーションが取れるか、日本での生活を上手くサポートすることが出来るかなど、色々と不安に思うかもしれませんが、あまり深く考えずに気兼ねなく参加して欲しいと思います。
バディ活動は自分自身にとっても、留学生にとっても、とても良い経験になり、お互いに学ぶことが沢山あります。もし、少しでも興味を持ったなら、ぜひ参加して欲しいです。