石破 眞紀さん(外国語学部 国際関係学科)

バディ活動歴
2年次春学期(ドイツ・メラニーさん)
2年次秋学期〜3年次春学期(台湾・黄季柔さん)
3年次秋学期(フランス・レーナさん)
4年次春学期〜4年次秋学期(オーストラリア・フランチェスカさん)      通算3年間

バディを始めたきっかけは大学1年生の夏に行った、タイへの短期語学実習です。その時に現地のバディが親身になってくれたことに感動し、私もそのバディのようになりたいと思いました。タクシーの乗り方やオススメのお店を教えてくれたり、お見送りなどをしてもらい、またタイに行きたいと思える良い経験になりました。留学で初めての地に行った際には誰でも不安があるので、その学生たちにサポートをできるこの活動に参加したいと思い申し込みました。

バディになってからは様々な活動を行いました。SIMカード契約、口座開設の付き添い、京都観光や泊まりがけの観光、葵祭の観覧、カラオケ、枚方パークの紹介、和菓子作りや日本文化の紹介(おみくじクッキー、鯉のぼり、おせち、年賀状、駄菓子)、 日本語勉強の手伝い、購入したものの返品対応、メルカリの代理売買、郵便の再配達手続き、バースデーパーティー、アニメカフェの付き添い、買い物の手伝い(日本語名食品の通訳、日用品の購入、安い店の紹介)、フランス語が話せる友人を探して紹介などです。

バディ活動を行う上で、苦労したこともたくさんありましたが、その都度工夫して乗り越えていきました。具体的な対応方法について以下に書きたいと思います。
・趣味が異なり話が合わないことがありました。興味のないことにも調べて詳しくなることで対応しました。
・私が英語が堪能ではなかったので、言語で意思疎通が難しく日本語ができない留学生と話すことは大変でした。留学生の母国語を話せる京産大生を探して、バディランチで一緒にご飯を食べました。
・留学生が留学前に予習をしていたようで、日本文化や歴史に私よりも詳しかったです。インターネットで調べて対応しました。
・どうしてと聞かれてもわからないことがありました。日本では当然のことで説明できない時には、私の考えだけでなく友達の考えなども伝えました。
・日本語がとても上手で文法などを教える必要がなかったときは、バディとして勉強をサポートすることはできませんでしたが、その代わりに、好きな日本語などを尋ねました。
1人で解決しようとするのではなく、友達や家族と一緒に楽しむ考えが大切だと思います。日本人バディだけでなく自分自身の友達で留学生と気が合いそうな子を紹介するのも良いと思います。

バディ活動は他文化を知ることができる有意義な制度だと思います。楽しいことばかりではありませんが、日常生活の中で新しい何かを発見できます。バディとしてのアドバイスは、積極的に話しかけることです。SNSでも直接でも構わないので、とにかくコミュニケーションをたくさん取ることが重要です。留学生の日本滞在期間が半年の場合は、時間があっという間に過ぎ去ってしまいます。後半の期間はテストなどでお互い忙しくなり、遊ぶ機会などは少なくなります。来日してすぐの頃から連絡をマメに行い、留学の目的を把握し、困っていたらすぐに対応して関係を深めることが大切です。週末には観光地を案内したり、日本の文化体験などに参加して一緒に楽しみましょう。
そして、時間に余裕を持ち、寂しくさせないようにスケジュール管理することも必要です。日本人は長時間アルバイトをしていることが普通ですが、外国では珍しい状態です。毎日忙しいようでは留学生との時間は増加しないと思います。最低でも週に1回はご飯を食べるなどの交流を心がけてください。

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