小泉 春花さん(外国語学部 英語学科 英語専攻)

バディ活動歴
3年次春学期(中国・ショウさん)
2年次秋学期~3年次春学期(中国・ボクヨウ セイイクさん)
3年次秋学期~4年次春学期 (スロバキア・Jana Handzušováさん)      通算2.5年間

授業で英語を学ぶにつれ、海外の友達を作ることや留学生に日本文化を広めることに興味を持っていた時、友人を通してバディについて知りました。留学経験はありませんでしたが、初めて訪れる異国の地で生活をする大変さは容易に想像できます。そんな彼らの生活を少しでも楽に、そして良い思い出になるようサポートしたいと思い、バディに参加しました。また大阪出身ということもあり、日本語の授業では標準語しか学ばない留学生に関西弁や、ローカルな文化も知ってもらいたいと思いました。

毎週一度のバディとのランチだけでなく、住民票や携帯電話などの手続きや、買い物のサポートもしました。ランチ時には、日本語の授業についていけているかどうかや、寮での共同生活もうまくいっているかうかがうことも心掛けていました。また、バディとは休日に出かけたことも貴重な思い出です。京都だけでなく、大阪や神戸などいろいろ場所へ行きました。中国出身のバディに寮で中華料理を振る舞ってもらったり、バディが私の家に泊まりに来て、私の地元の夏祭りに案内したこともあります。留学生寮でクリスマスパーティーやフェアウェルパーティーをする機会もあるので、私のバディ以外の留学生とも仲良くなりました。彼らが帰国をした今でも連絡をとっているほど、バディというつながり以上に、私にとって大切な親友となりました。

苦労したことは、主に日本語で会話していたこともありスムーズにコミュニケーションがとれていましたが、バディの日本語のレベルが高く、日本語についての質問に答えるのに戸惑った覚えがあります。例えば日本語検定の問題の質問では、日本語話者なので答えがわかるのですが、なぜその答えなのかどう解説したらいいか悩みました。私も英語を学ぶ上で、母語話者にしかわからない言葉の微妙なニュアンスについて知りたい思いは同じであったので、例を使いながら日本語のニュアンスについても丁寧に教えることを意識しました。

これからバディ活動を始める方たちへのアドバイスとして、バディをする動機の一つに留学生と友達になりたいことが挙げられますが、友人である以前にバディであることを忘れずにいてほしいです。留学生から、日本人バディが忙しくて住民票の手続きを手伝ってもらえなかったり、バディと全く会えなくなってしまったというケースをよく耳にしました。また、バディと出かけた際に帰る方向が違うからと、途中で留学生と別れ、帰り道がわからず不安を抱えたまま留学生が一人で寮まで帰宅したということも聞きました。私がバディと出かける時には、準備をいつも以上にしたり、待ち合わせや別れる場所を留学生に合わせることを心掛けていました。バディとしての関係を築いた後に、友人関係が生まれると思います。

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