インテリジェントシステム学科

人と共生し、人に快適な
コンピュータの新たな可能性に挑む

コンピュータの計算速度や機能だけを競う時代は終わり、「使いやすさ」「快適さ」といった使う人のための技術、人間との共生を考えた新たなコンピュータ環境の構築が今求められています。情報処理の技術や人間工学、脳科学、メカトロニクスなどの領域に踏み込み、年齢や性別を問わず、すべての人が快適に利用できるシステム開発やデザインの可能性を探究します。また、実習や実験など体験型の学習を重視し、豊かな感性と柔軟な思考力を活かして、これまでにないコンピュータの形や利用法を考えることのできる人材を育成します。

人の暮らしに役立つ
コンピュータのあり方を考える

人とコンピュータの双方を追究し、
より良いモノづくりへ応用

人とコンピュータとの関わりに興味があり、この学科を選択。情報処理の技術を磨くと同時に、図や映像を通じて人間の視覚情報処理がいかに高度かを体感するなど、脳科学や人間工学の知見も深めています。「プロジェクト演習」ではチームで話し合い、快適な寝具づくりに挑戦。睡眠時の温度や湿度を布団で感知し、最適な部位に送風する装置を3Dプリンタやレーザーカッターなども用いて仕上げました。そこでチームによるモノづくりの面白さを知り、共同製作のできる研究室を志望。学んだVR(仮想現実感)やAR(拡張現実感)の技術を、すべての人にとって快適なモノづくりに応用できればと思います。

京都府・京都産業大学附属高校出身
インテリジェントシステム学科3年次生 岩﨑 あかりさん

※掲載内容は取材当時のものです。

主な専門教育科目

ヒューマンインタフェースI・II

人と機器・システムとの情報のやりとり、人どうしのコミュニケーション支援に必要な概念・技術について学びます。

人間情報処理

運動行動や感覚・知覚・心理などの人間の様々な活動を、情報処理システムと見る視点から学びます。

知能情報メディア論

ロボットに代表される知的システムが、人のことを理解したり、人と柔軟に対話するなど、知的に振る舞うための手法について学びます。

脳の感覚系情報処理

異なる感覚センサからの情報に対して脳がどのような計算により知覚が生じているかを生理学・情報科学の融合科目として学びます。

センサ・アクチュエータ基礎

ロボットや自動機器の五感の役割をするセンサと、手足をはじめ動きを作るアクチュエータの仕組みについて学びます。

感性工学

物事の好みや感じ方など、人が持つ「感性」について、コンピュータ処理する手法やその応用について学びます。

学びのキーワード

ユビキタス、ヒューマンインターフェース、ユーザビリティ、ロボット・制御、メカトロニクス、知的制御、生理心理、脳機能モデリング

主な進路イメージ

ハードウェア・ソフトウェアの設計開発エンジニア、医療情報システムの設計開発エンジニア、IT家具・インテリアの設計開発エンジニア、ITエンジニア、システムエンジニア など
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