結果分析・改善計画(平成24年度 春学期)

1.結果の総評

 理学部のBアンケート回収率は約47%であつた。授業への出席頻度は全学平均を上回っているが、「シラバスを活用」する頻度では昨年秋のアンケート結果と同様に全学平均を下回っている。シラバス通りに「授業」が進んでいないと回答した学生は40%である。「学びの面白さ」、「満足度」を感じる学生は50〜60%であつた。授業内容の理解度は約50%前後であったが、実習・演習科目は「講義内容を深める」ことを実感している学生が多い理解度の高い科目である。必修科目で再履修している学生は、満足度が高いと回答する科目と低いと回答する科目と「ばらつき」がある。

2.調査結果にみられる本学部授業の課題

 実習・演習科目の「満足度・理解度」60%強と高い。他の専門科目もおおむね学生に受け入れられていると判断できる。ただ、シラバス通りの授業が進んでいないと判断されている科目もあり授業の進め方、教え方に教員の工夫が必要であろう。
 基礎科目(コア科目)の学力レベルの到達目標(60%、80%)はすでに各学科で策定している。 現在の抽象的なアンケート項目をさらに詳細な項目で行えば、「講義内容の理解度」 を深める可能性があるが、個々の教員の努力に依存することになるだろう。
 専門性が高い専門科目については、科目により「満足度」は異なる。「この授業の目的とする内容を理解できたか」の問に対して「そう思う」「強く思う」学生が20%以下の科目もある。基礎学力のさらなる向上の必要性もあるが、先生方の教育方針の改善が望まれる。

3.2の各項目についての改善計画

 授業の満足度・理解度を上げるためには、本学部の利点である少人数教育をさらに進めて、能力別少人数セミナーなどを進めるべきであろう。

4.備考

 就学アドバイザー(担任制)がH24年度から始まった。 まだ、手探り状態であるがその結果、効果を将来の教育に反映させたい。

PAGE TOP