カルガリー便り(進藤 尚寛:国際関係学科3年)

外国語学部国際関係学科3年 進藤 尚寛

 僕は今カナダのカルガリーという町にあるカルガリー大学(University of Calgary)で英語の勉強をしています。ここにきて2か月余り経つのですが、今でもカルガリーに初めて来たときを鮮明に覚えています。というのも、僕はカルガリーに来る前に、徐々に気温も穏やかになり、過ごしやすいと聞いていたのですが、着いた当日は大雪で気温もマイナス、さらに雪のせいで飛行機が飛ばないという散々な一日だったからです。ここまでの寒さにあまり慣れてなかった僕は、英語よりまず先に生活できるかどうか不安になりました。しかし、それに反するかのように、町の人たちは温かく、こちらの生活に慣れなくて困っていた僕を色々と助けてくれたりしました。

 今は大学で英語を勉強しているわけですが、正直に言うと、おそらく日本にいる時より、もしくは人生で一番勉強している気がします。授業が全部英語な分、言っている事を理解することがまず大変な訳で、さらにそこから課題をやったり、テストをしたりするので全然気が抜けません。これらをこなしていくなかで、いかに自分の英語力が不足しているのかを実感させられます。

 僕は認定留学という制度で留学をしているため、この大学のシステム上いわゆる学部の授業を履修することができません。しかし、それでも色々な国の事情やその国の人達について知ることはできます。例えば、中国や韓国の人たちの多くは日本人の事が嫌いかなと思っていましたが、むしろ日本の事にすごく興味がある人が多かったです。他にも、やっぱりアジア人は授業中比較的おとなしく、ラテン系の人たちが発言をするということがわかったし、サウジアラビアの人たちはお金持ちばかりということがわかったり・・・簡単なことですが、知っているつもりでも本当はわかっていなかったこと、全然知らなかったことを知るよい機会となっています。そしてそれらについて知ることを通じて、自分の中の世界がどんどん広がっているように思います。

 今はまだ自分の意見をきちんと言えるほどの英語力は十分ではないため、コミュニケーションをとるのも大変ですが、帰るまでには自分の意見を言えるほどの英語力を付けることを目標に日々頑張っていこうと思います。 今カルガリーはようやく過ごしやすい気温になっていますが、日照時間が長く夜の九時になっても日が落ちないので時間間隔がおかしくなっている気がします。

 それではまた!

カルガリー便り(進藤 尚寛:国際関係学科3年)
PAGE TOP