ユヴァスキュラ便り4(蔵中孝太:国際関係学科3年鈴井ゼミ)

外国語学部国際関係学科3年(鈴井ゼミ) 蔵中 孝太

ロンドンにて国際関係学科の梅本君と

ロンドンにて国際関係学科の梅本君と

 今年も早いもので12月にはいり、セメスターの最後の難関である定期試験も大詰めを迎えました。フィンランドでの気温はかなり低くなり、セメスターの終りと同時に実家に帰省する学生や冬休み期間を利用して旅行に行く学生が多くみられました。そんななか僕は英国の活きた英語を知るためにロンドンを旅行することにしました。そして現地ではイギリス・オックスフォードに留学中の国際関係学科同期の梅本君にイギリスの各都市を案内してもらい貴重な本場の英語に触れることができました。

 イギリスではBritish Englishのみならず多様性を持った数々の異なる英語に何度も遭遇しました。実際イギリスは旧植民地のみならず数多くの国々から移民の人々が来ており、その母国語の影響を強く受けた英語に私は深い感銘を受けました。私が実際にイギリス人と話すことは初めてでしたが、このような背景を知った時、改めてイギリスがグローバルで多様性を持つ国家であるといわれる由縁に触れられた気がします。私は勉強してきた英語が通用するのか、どういうふうに発音が異なるのかといったことに対して非常に興味があったのですが、実際のBritish Englishは私の想像していた以上に早くて聞き取りにくく、とても良い経験となりました。

 そして今回の旅行では同じようにアジアの国から留学しているたくさんの学生と話しをする機会に恵まれ、ロンドンのEnglishパブにて同じ留学生の立場としての苦労を共有し、また母国との文化の違いについて熱く語りあいました。そして彼の好意により何日か彼の寮に滞在させてもらいました。彼の寮では毎晩、彼のルームメイトたちが朝までパーティーをしており彼らの底なしのエネルギーには驚かされました。

 またフランスを訪れた際にはパリに住む友人の家に泊まらせてもらいフランスを案内してもらいました。パリでは歴史ある美しい街並みに感動しました。
 8月から始まった留学生活は早くも折り返し地点にたどり着きました。前半のセメスターを終え、勉学はもちろんのこと日本とは大きく異なるヨーロッパでの生活にも慣れてきました。この前半の留学生活をふまえた上で、2011年の留学期間後半に活かしていくことができればいいと思っています。

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