ユヴァスキュラ便り3(蔵中孝太:国際関係学科3年鈴井ゼミ)

外国語学部国際関係学科3年(鈴井ゼミ) 蔵中 孝太

世界各国の留学生仲間と

世界各国の留学生仲間と

 11月に入り、大学での授業もいよいよ試験が始まるなど、勉学に忙しくなってきました。11月は外の気温も著しく冷え込み、下旬頃からは氷点下15度以下が当たり前になってきました。当然のごとく、日照時間もとても短く、夕方4時頃には完全に辺り一面が暗くなります。日本では到底体験できない出来事の一つとして前向きに受け止めようと思いますが、人間にとっての太陽の重要性をフィンランドでの生活を通して改めて実感したように思います

 勉学に忙しくなり、日照時間も日に日に短くなっていったせいか、時間の経過は月を追うごとに早く感じています。

 またユヴァスキュラ大学の授業科目はとても多様です。他学部の授業を履修できるなど、さまざまなユニークな授業も開講されています。私は日本語の授業に特別に参加させてもらい、熱心に日本語を学んでいるフィンランド人たちと交流する機会をいただきました。彼らは私の想像していた以上に日本に対して様々な側面から興味を持っていて、疑問に思っていることなどを質問してきました。私は日本人なのだから当然のこと質問に答えることができると思っていました。しかし、それは間違いでした。日本人であるが故に日本の文化や慣習への知識が欠落していることに気がつき、日本人としてもっと日本のことについて学ばなければいけないと感じました。

 南極大陸以外のすべての国から留学生が来ているのではないかと感じさせられる程、国際色豊かなユヴァスキュラ大学では本当にいろんな国の人々と日々英語というツールを使って交流することができます。そんな、インターナショナルな環境での生活では当たり前のことかもしれませんが、性格や慣習などが大きく異なり、スペイン人にはこう、ドイツ人とはこう接するという接し方が分かってきたような気がします。また、日本人の良い面、悪い面も様々な国の人々と接する日常のなかで多く感じるようになってきたように思います。

 留学開始から早4ヶ月ですが、国際交流の場での自分の適した表現の仕方や上手な会話の仕方をこれからもっと思考錯誤していく上で確立することができればいいと感じました。

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