ユヴァスキュラ便り2(蔵中孝太:国際関係学科3年鈴井ゼミ)

外国語学部国際関係学科3年(鈴井ゼミ) 蔵中 孝太

フィンランドとスウェーデンの国境で

フィンランドとスウェーデンの国境で

 フィンランドでの留学生活が始まってから早くも2カ月が過ぎました。そして早くも雪が降り始めるほど気温が下がり、とても寒くなってきました。こちらの生活にだいぶ慣れてきたこともあり、自分の専攻とする授業に集中することができてきたように思います。しかし慣れてきた分、最初の2カ月間と比べると新鮮な気持ちが薄れてきたようにも感じるので気を引き締めていこうと思います。

 10月はKAUPPAKA APUROという年に一度の大きなイベントに参加しました。それはフィンランド中の学生約4000人がここユヴァスキュラに集まり町中のバーやクラブを周り決められた本数のビールを飲んで最終の目的地に向かうというイベントでした。僕はこのイベントでビール9杯、ショット2杯の合計11杯飲んで見事に終了証書をもらうことができました。フィンランド人の友達や国際関係学科の後輩の河内君たちと周ったのですがみんな酔いすぎて大変なことになっていました。

 また中旬には、周りの学生も今月は秋休みがある為、個人個人で旅行の計画を立てて様々な国へ旅行に行っていました。そんな中、僕は仲の良い友達とともに、ラップランドに旅に行ってきました。まず、サンタクロースで有名なロバ二エミという町に行き、その後スウェーデンに渡り、スウェーデンとノルウェーの国境線まで行くことができました。 まず一番に感じたのはフィンランドとスウェーデンの違いでした。スウェーデンの物価はフィンランドに比べて安く、町の人々の雰囲気もフィンランド人に比べよりオープンな気がしました。アジアの国に例えるとフィンランドは日本でスウェーデンは中国だそうです。

 そして、スウェーデンのアビスコナショナルパークという場所に行ったのですが、辺り一面の景色が本当に綺麗で感動しました。アビスコでは一見すると民家のようなユースホステルに泊まりました。そこにはゲストブックといってこれまでに泊まった人たちが自由に書き込める手帳が置いてありました。ページを開くと世界中さまざまな国の言語でいろいろなことが書かれていました。もちろんなかには、日本人の観光客が書いたものもたくさんありました。自分たちはあいにくの悪天候でオーロラを見ることはできませんでしたが、大半はオーロラを見ることができてとても感動したという内容でした。アビスコは北極圏内にある町で間違いなく自分の人生の中で最北端を訪れた経験でした。

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