合田 幸平

インドネシア・パジャジャラン大学へ留学中の合田幸平君から「留学レポート」が届きました

 現在、私はインドネシアのバンドゥンという街で生活しております。バンドゥンに来たのは2月下旬ですので、もう約8ヶ月が過ぎました。

 授業でも習った会話ですが、いざ現地に行くと全く喋れなかったのを覚えております。VISAの取得の関係で、初日の授業に間に合わず、着いて授業に入ると同時に生活もスタートしました。

 まず喋る言葉が出ずに悔しい思いをしました。現地に行くと喋るスピードが速すぎて、聞くのも難しかったです。例え聞けたとしても、自分から言葉が出ず、会話が成り立たないことも多々ありました。

 授業のスタートは、幸いなことにクラス学習レベルが高い教室で勉強できることになりました。初めの授業は本当に大変でした。まず先生の言ってることがわからなかったので、指示もわかりません。ですので授業の前日の教科書を確認して、わからない箇所を訳すということから始めました。訳していると、授業はよりわかりやすくなりますし、質問などの表現がわかってきます。そうして1~2ヶ月が過ぎた頃、段々授業が面白くなってきました。最終的に3ヶ月経った頃には、授業もそこそこ理解できるようになりました。

 そして日常生活ですが、日本でも一人暮らしをしたことがなかったので心配していましたが、生活は快適です。コス(下宿)にもよりますが、大体月1万円を払うコスならば洗濯もしてもらえます。お湯も最初のコスは出ませんでしたが、新しいコスではお湯も出ます。食事は基本的に外で食べます。スーパーで野菜、肉などの材料を買って自炊するのもありですが、かえって高い時もありますし、共同キッチンを使うので、私はあまりしません。サテ(焼き鳥)だと日本人の口に合うと思います。こちらの日本人の知り合いで嫌いといってる人を聞いたことがないぐらいです。あとこちらの鶏は本当においしくて安いです。

  授業は昼に終わるので、UNPAD(Universitas Padjadjaran:パジャジャラン大学)の学生と食事に行ったりします。私はよく韓国人と日本人と食事に行きます。秋セメスターから同世代の韓国人と日本人が増えて嬉しいです。前回の春セメスターは同世代の学生が少なく、一緒にご飯を食べに行ったりするのは珍しかったです。食べた後はなるべくインドネシア人の友達と遊ぶようにしています。UNPADにはインドネシア人学生はおらず、外国人のみなので、外でインドネシア人と知り合うしかありません。何か誘いが会ったら、行ってみて、そこで知り合うっていうのが多いです。それは日本語の塾に遊びに行ったりしても知り合えます。来る前にはこちらではできるだけ日本人と付き合わないでいようと思っていましたが、初めの生活をほとんど支援してくれたのは日本の方でした。それにインドネシア人とも触れ合える企画に呼んでもらえることもあります。

  今8ヶ月過ぎて感じているのはまだまだ語彙が足りないということです。もちろん環境は違いますが、日本で勉強している時に、どうしてもっと勉強してなかったのか後悔しています。ただこれは来て見ないと味わえない苦痛かもしれないです。当たり前ですが日本では日常的に日本語を使うのと同じように、インドネシアではインドネシア語を使います。例えばお釣りが間違ってて、それを指摘しない人はいませんよね。簡単な日常会話はできるのですが、いざ深い話に入るとまだまだ知らない言葉が沢山です。ただ会話が止まったりはしないです。

  今の目標は語彙を増やして、友達とより深い段階での話しがしたいです。友達との会話は一番面白いです。日本人よりも冗談が好きな人が多いと思います。それとまだまだ観光地に行ってないので、これから行こうと思います。今の生活ですが、昼に学校が終わって、都合さえあえば友達と遊べるので帰りたくないです。

  バンドゥンは山に囲まれた地にあるので、夜は寒いです。日中はジャカルタ、ジョグジャカルタと比べると、涼しくて快適です。ただインターネット環境が日本に比べて非常に悪いのでなんとかしたいです。

  あと2ヶ月と少しですが、いろんな経験ができたらいいなと思っています。インドネシアの友達の中で留学をしたいけど経済的な理由でできない人が多いです。ですから折角こういう機会を与えられたのだから、大切にしたいと思っています。

  このレポートが少しでも現役の学生、新しく入る学生さんのお役に立てれば幸いです。

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