インドネシア語専修ジャカルタミニ同窓会レポート

 2013年6月15日(土)、調査のためにジャカルタを訪問中の左藤正範教授を囲み、在インドネシアのインドネシア語専修卒業生11名とパジャジャラン大学に在学留学中の学生1名が一堂に会し、ジャカルタ市内でミニ同窓会を開催しました。

 当日は1995年卒業の先輩から留学中の3回生までが集まり、左藤教授との再会を喜ぶとともに、当地でのお互いの仕事や生活についての情報交換など、話題は尽きることがなく、4時間にわたる同窓会は盛会のうちに終了しました。

 現在、インドネシアには18名の卒業生と現役学生1名が滞在し、それぞれの分野で活躍しています。今回の会をきっかけに、当地に滞在する京都産業大学ンドネシア語関係者の交流がさらに広がり、その絆がさらに深まることが期待されます。 以下、当日の参加者の皆さんの近況報告、コメントを簡単にご紹介します。

左藤 正範教授

 今日は皆さんお休みのところたくさんの卒業生に集まっていただいて大変感謝している。私がはじめてジャカルタにきたのは今から40年前。その頃京都産業大学の卒業生は私ともう一人の2名しかいなかった。それが今はこの場所に12名、欠席されている方を含めると18名が現在インドネシアで仕事や留学で滞在していると聞いている。時代の変化を感じるとともに、非常にうれしい。皆さんには是非インドネシアでの経験を積んでもらって頑張っていただきたい。

安藤 実可子さん(2011年卒業 PT.AMIDA TULUS SEJATI 勤務)

 京セラのコピー機を扱う会社で働いている。日本人3名で90名のインドネシア人スタッフと一緒に働いている。私がインドネシアで働きだしたのは、左藤先生が背中を押してくださったことが大きい。あの時決めてジャカルタにきてよかったと思っている。

石川 昌弘さん(1997年卒業:時事通信勤務)

 現在時事通信社のインドネシア支局で勤務している。取材や原稿作成を担当している。初めてインドネシアに来たころは先輩も少なかったが、現在はこれだけ多くの卒業生がいることをうれしく思う。後輩の皆さんには是非頑張ってほしい。

上村 美晴さん(2002年卒業 PT.Amerta Indah Otsuka勤務)

 在学中はあまりインドネシア語をしっかり勉強しなかったことを反省して、卒業後インドネシアに留学して勉強しなおした。その後、スラバヤで4年Panasonicグループ企業に勤務した後、現在はジャカルタで大塚製薬の現地法人にて社長秘書兼通訳として勤務している。もっとインドネシアにいたいと思っていたが、結婚することになり7月に日本に戻ることになった。今は少しさびしい気分。

勝西 紀之さん(1998年卒業:PT.MITSUI INDONESIA勤務)

 大学卒業後、バンドンに留学、在デンパサール日本総領事館、在インドネシア日本大使館勤務を経て、現在は三井物産現地法人で勤務。山本先輩と同様、当地でインドネシア人と結婚し子供が二人いる。国際結婚ではありがちだが、子供の今後の教育について妻と二人で考えているところ。正直悩ましい。仕事面ではインドネシアが活況であるこの時期に現場で仕事ができるのはとても幸運なことだと思っている。京産大インドネシア語の利点を生かして、みんなで頑張っていければと思う。

黒岩 由紀さん(2001年卒業 PT.YAMAZEN INDONESIA勤務)

 大学卒業後、インドネシアで6年働いたのち一旦日本に戻り、1年前からまたインドネシアで働きだした。現在は工作機械の営業担当として働いている。

合田 幸平さん(現在3回生 パジャジャラン大学留学中)

 1月からパジャジャラン大学に留学中。たくさんの先輩方にお会いすることができて大変うれしい。こうした機会を今後の留学生活にも生かしていきたい。

高崎 満仁さん(2002年卒業:PT.PUNIAR YUSEN LOGISTIC INDONESIA勤務)

 一週間前にジャカルタに着任したばかり。まだジャカルタの様子もあまりわかっていない。多くの京産大卒業生がいることに驚くとともに、心強い。

寺田 美紀さん(2001年卒業:主婦)

 大学卒業後、2002年からジャカルタの日本大使館で2年勤務した後、エプソンの現地法人で6年勤務した。現在はインドネシア人の夫と結婚し、仕事を辞めて主婦として生活している。専業主婦として、地元のインドネシアの人たちとの日常のお付き合い(アリサンなど)に参加するとともに、地域保健サービス(Posyandu)振興に一緒に取り組んでいる。また、インドネシア人高校生、大学生、社会人などに日本語の個人レッスンを行っている。

西村 洋威さん(2010年卒業 PT.OSG INDONESIA勤務)

 在学中にスマトラ地震支援でインドネシアを訪問した際に須田先輩にお会いしたことで、自分も当地で働きたいと思い現在の会社で働いている。工作機械の営業で仕事は忙しいが、いろいろなことをやらせてもらっており、充実している。

甫天 亜由美さん(2009年卒業:PT Dipostar Finance 勤務)

 現在、三菱商事が出資するファイナンス会社で社長秘書、総務関係の仕事を担当している。私も左藤先生といろいろお話しすることを通じてインドネシアで働いてみたいと思うようになり、ジャカルタで働くようになった。

山本 麻紀子さん(1995年卒業:NNA INDONESIA勤務)

 大学卒業後、現在の日系報道機関NNA INDONESIAに就職、現在は当地での取材・原稿作成を担当している。当地でインドネシア人の夫と結婚し、生活のベースはインドネシア。インドネシア語を勉強することになったのは高校の先生に「これからはアジアの時代だ」といわれてインドネシア語を進められたことがきっかけ。あのころから20年たってインドネシアが注目されるようになった。

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