ドイツ語学科 卒業生講演会を行いました!

 5月10日、2008年度ドイツ語学科を卒業した直後から1年間、ドイツのオーバーハウゼンにある「国際平和村」に滞在し、ボランティア活動に専念された濱千恵さんの講演会が催されました。「国際平和村」は、戦争や貧困のなかで満足な医療を受けられない世界中の子ども達を無償で治療することを目的に、1967年ドイツのウェストファーレン州で設立された非政府組織です。

 黒いジーンズ姿で颯爽と現れた濱さんが、その優しい語り口で写真やビデオを用いながら話してくれた内容は、ボランティアという活動がいかに肉体的、精神的に大変なものか、また世界には目を背けたくなるほど残酷で悲しい現実がいまだ多くあるということでした。けれども、それにも増して印象的だったのは、重い病気やひどい怪我に苦しむ子ども達の世話をする濱さん他ボランティアの女性たちのひたむきな姿でした。

 以前にもこの平和村でボランティア活動をした卒業生が報告をしてくれたことがありましたし、今回の講演会場には濱さんのあとを引き継いだ先輩も来てくださいました。京都産業大学ドイツ語科の卒業生たちが世界で活躍する姿を知る機会を持てたことは、後輩たちにとっても大きな励みとなったことでしょう。

 講演後、皆さんが資金難に苦しむ平和村のために寄付してくださった募金額は12,168円(内振込手数料315円)となりました。本当にありがとうございました。
 濱さんからもお礼の言葉が届いております。

 また、濱さんをはじめとする日本人女性たちの平和村での活動を記録したテレビ番組「ウルルン大紀行」を収録したDVDは、すでにLL資料室で貸出しできるよう手配してあります。ぜひご覧ください。

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