留学体験レポート

中村 茉耶 パヤップ大学(交換留学)

留学期間 国名 留学先大学名 留学の種別
2014年7月31日から
2015年5月22日まで
タイ パヤップ大学 派遣留学

留学のきっかけ

 高校時代に2週間のホームステイを経験したことで、大学生になったら長期留学をしたいという想いがありました。タイを選んだきっかけは、友人の多くが欧米に留学していたので、違うところに行きたいと思ったからです。ゼミの担当教授である鈴井先生の“国際経済論”という授業を受けたことも私が東南アジア、特にタイに興味を持ち始める契機になりました。授業を受け、東南アジア諸国と日本に強い繋がりがあることを知り、実際に行ってみたいと考えるようになりました。その時はまだ協定校としてタイの大学がパンフレットに載っていませんでした。自分で多数の留学斡旋会社に相談へ行っていましたが、タイへの留学を取り扱っているところは一つもなく、諦めかけていました。しかし、2年次の秋、英米語学科の先生にタイに行きたいということをぽろっとこぼしたら、今回からタイへの交換留学生を募集するという思いがけない言葉が返ってきました。すぐに情報を集め、応募しました。

留学生活について

授業

 主に英語で授業を受け、タイ語のクラスも取っていました。1セメスターは、英語の文法やエッセイの書き方、スピーキングなど語学に関する授業を多く受け、2セメスターではホスピタリティやマネジメントなど英語を使って新しいことを学びました。生徒は世界各国から来ているのでとてもグローバルな環境でした。英語圏ではない国に留学すると、その国の言語も習得できます。タイ文字を初めて見たときはちんぷんかんぷんで、文字というより、絵に見えました。例えば、ゴー・ガイ (ゴー・ガイ)これは、鳥のくちばしに見えます。授業を受け、基本的なタイ語は話せるようになりました。

生活

 留学生は全員寮であるParadornparp International House 通称パラドンに住んでいました。一部屋二人で生活し、基本的にはタイ人の生徒とペアになります。英語でコミュニケーションは取れますが、文化の違いや生活リズムの違いからちょっとした衝突がありました。日本人とでもルームシェアをしたことがないので、ましてや違う国の人と一緒に住むことは正直大変でした。最初の頃は二人ともピリピリしていることがありました。しかし、きちんと向き合って話すことで、お互いのことが分かり、ルール作りをすることで快適に、楽しく過ごせるようになりました。そして、ルームメイトと仲良くなることができました。

 タイでの生活は日本と対照的で、時間がゆっくり過ぎて行ったように感じます。人は、暑い国に共通することなのか、おおらかな人が多かったです。小さな習慣の違いはありますが、カルチャーショックもそれほど受けませんでした。自分でもびっくりするくらいすぐに馴染めました。

これから留学される方へのメッセージ

 一年という留学期間はあっという間に過ぎてしまうので、やってみたいと思ったことはどんどん挑戦してください! 一歩踏み出すことによって、得られるものはたくさんあると思います。人と比べる必要はないので、なりたい自分に向かって頑張ってください!

留学したことで学べたこと・得たもの

 留学をして得たものの中から三つ挙げたいと思います。
 私の留学の目的は、英語を使って新しいことを学ぶことでした。授業を受け、ホスピタリィ、マーケティングについての知識を得ました。

 二つ目は、英語に対する考え方が変わったことです。以前は、英語というものに対して神経質になりすぎている自分がいました。留学中にも英語のコミュニケーションで悩んだ時期がありました。その時にアドバイスをくれた友人がいました。“英語を話す時に、完璧に話せなくてもいいんじゃない?伝わればいいんだよ”この言葉を受けて、自分が話せる範囲でやっていくしかないと思いました。綺麗な、正しい英語を話すことも大事だけれど、それ以上に、拙い英語でも、人とコミュニケーションを取ろうと努力すること自体も重要だと分かりました。

 最後に、仲の良い友人達が出来たことです。彼らは、長い時間を一緒に過ごしたので、気心の知れた仲になりました。私がまたふらっとタイに遊びに行っても、笑顔で出迎えてくれると思います。

今後の進路や夢

 就職先としては、東南アジアに拠点があり、タイに行ける機会があるところを探しています。海外で働けるよう、これからも英語をブラッシュアップしていきます。

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