留学体験レポート

尾崎 加奈 アルゴマ大学(交換留学)

留学期間 国名 留学先大学名 留学の種別
2012年8月17日から
2013年6月28日まで
カナダ アルゴマ大学 交換留学

 私にとってこの長期留学は中学校からの夢でした。カナダに着いたときはなにもかもが新鮮で毎日ワクワクしながら過ごしていました。友達をたくさん作ると決めていた私は大学の行事のほとんどすべてに参加しました。その甲斐あっていろんな国から来た学生と交流することができました。知らない土地へ来たばかりで友達が少ない中イベント事に参加するのはとても勇気のいることでしたが、せっかく留学に来たのだからできる限り多くのイベントに参加し、多くのことを経験しようという気持ちで最初の一歩を踏み出しました。また、思っていたよりも自分の英語力が伸びないことや、現地学生との交流が少ないことで気持ちが沈む時期がありましたが、日本人の友達やほかの国からきた留学生、ホストファミリーと話すことによって徐々に解消されていきました。とくに私がステイしていたホストファミリーはとても親切で、本当の家族のように私に接してくれました。このステイ先には私ともう一人留学生がいて、1学期目は中国人の留学生、2学期目はブラジル人の留学生でした。二人ともとても良くしてくれてお互いの国の文化について話し合ったり、カナダの文化について思うことや自分の家族のことなどいろいろなことを話すのはとても興味深かったです。学校の授業でも2学期目からはアカデミックの授業で現地学生と同じ授業を受けたのですが、その中で異文化理解を取り扱うクラスがあり、異文化を受け入れることの大切さと難しさを現地学生の意見を聞きながら授業を受けたのはとても印象深くておもしろかったです。私はこの長期留学を通してカナダと日本の違いよりも、どの文化を通しても共通していることのほうを多く学んだ気がします。食べるものや景色、文化こそ違うかもしれませんが、家族や友達を思う気持ちといったものはどの国・文化にも共通して言えることだと思いました。意外と似ているところがたくさんあるということに気づけたことが私のこの長期留学での収穫の一つだと思います。また、私が強く実感したのが人との出会いと関わりの大切さです。この留学を通して私は本当にたくさんの素敵な人々と出会いました。また私が滞在していたスーセントマリーに住んでいる人たちはみんな気軽に挨拶してくれ、ちょっとした世間話を見知らぬひととしたことが何度もありました。最初は知らない人にいきなり話しかけられることに驚きましたが、そのうち色々な人とちょっとした会話をすることがとても楽しくなりました。確かに辛いこと、悲しいこともありましたが、今思い返せば楽しかったことしか浮かんできません。いままでで最も充実し、最も多くの人と出会い、最も多くのことに挑戦し、最も多くのことを経験、勉強した10ヶ月間でした。できることならもう一度この10ヶ月を経験したいです。それくらいこの留学は私にとってかけがえのないものになりました。いろいろな国の友達ができ、また、新しい自分を見つけられた気がします。どんな留学にするかはその人次第ですが、ぜひ文化の違いや生活習慣の違いなどを楽しみながら多くのことにチャレンジして自分の世界を広げてください。アルゴマ大学の先生に“Do What you like, Like what you do”と言われました。これは留学だけでなく全てのことに言えると思います。この言葉を思い出しながら何事にも前向きに取り組んでいこうと思います。

PAGE TOP