留学体験レポート

松村 浩行 ユヴァスキュラ大学(交換留学)

留学期間 国名 留学先大学名 留学の種別
2012年8月2日から
2013年7月3日まで
フィンランド ユヴァスキュラ大学 交換留学

 第一に申し上げたいことは、3回生の秋から1年間の留学でも行くべきだということです。就職活動などへの影響を危惧して留学を躊躇する人もいますが、大学卒業後に長期の留学する時間はあまりないと思うからです。一生の人生やらなきゃ損です。 私はフィンランドへ留学しよう時期は留学開始の前の4月でした。たまたま大学図書館で読んだ本が全てのきっかけでした。そのなかで、「英語帝国主義」について知り、留学中に第3言語を学びたいと感じました。

 実際に海外生活を始めてみると、日本がいかに便利な国かが分かりました。フィンランドでの店員の対応を考えると、日本がいかに優れた国か分かります。反面、24時間営業のコンビニ、風俗店など日本に対して嫌気を思った時期もありました。しかしながら、友人との言語交換を通してその見方は変わり、今では日本のことが大好きです。また、専攻であるはずの英語に対する考え方も変わり、現在は少々英語に対してネガティブな感情を抱いています。フィンランド語を学んだことで、マルチリンガルの社会での有用さなどを考えました。英語と似て非なる第3言語を学んだことで、英語への考え方が広がったのも事実です。

 出発前の英語力向上のための学習も必要ですが、社交性をしっかりと磨いていくことをオススメします。私は社交性がなかった、つけられなかったため、友人作りでかなり苦労しました。また、日本社会、習慣(例えば、日本ではなぜ深夜2時を26時と表記することがあるか)を少なからず身につけておいた方が役に立ちます。

 留学に行く前と日本に戻った今とでは、人生観がとても変わりました。「10、20年先の将来像、何をしているかを考えておくべき」と京都産業大学のキャリアコースの先生から伺った言葉を今でははっきりと自分の中で何をしたいか確認できます。そのための過程が途方もなく不可能に近くてもやり通したいです。過去はどうあがいても変えることはできませんが、今、未来はいくらでも変えることはできます。私自身、留学出発前から徐々に自分の変化に気づいてました。これからも変化させていくつもりです。

 留学を終えて、あの時あれをした方がよかったなど後悔はたくさんあります。しかし、フィンランドに留学に行ってよかったと今とても実感します。英語圏でないからこそ、理解できるものがあります。オーロラ、ムーミン、サンタなど多くの魅力なものが多いフィンランドを留学先として考えて下さい。冬の寒さ、降雪量、日照時間の短さなど苦労する点もあります。

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