留学体験レポート
船山 萌恵 アルゴマ大学(派遣留学)
留学期間 | 国名 | 留学先大学名 | 留学の種別 |
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2012年8月17日から 2013年5月4日まで |
カナダ | アルゴマ大学 | 派遣留学 |
私は高校生の頃から留学をしたいたいう思いが漠然とあり、二年生の秋学期からその思いを実現できたことは幸運だったと思います。しかし出国する前は本当に海外で長期間生活できるのかという語学力や現地の対応力の不安もありました。そんな期待半分不安半分で行った留学先では楽しかったこと、大変だったこと、初めてのことなどに溢れめまぐるしく毎日が過ぎていき、この9か月はほんの一瞬だったと強く感じました。
最初のセメスターは現地の生活に慣れることに精一杯で、自分の語学力の乏しさに最初は自信を失いかけることもありました。しかし「自分はこれから伸びるんだ!」とひたすら信じておぼつかない英語で毎日友達やホストファミリーと会話をしていました。カナダに行って気づきましたが、現地の人々は間違えることに対してためらいや恥を感じていませんでした。日本の学校では生徒はほとんど発言をしませんが、現地の学生は留学生を含めみんな積極的に発言をして、たとえそれが間違っていても誰も気にしている風には見えませんでした。またグループディスカッションなどで私が相手の言っていることがあまり分からなくても、相手はこころよく何度も説明してくれて、その逆も然りで分からないことは絶対そのままにしておかないなどモチベーションの高さにたくさんの刺激を受けました。
留学中わたしはずっとホストファミリーと暮らしていました。しかし家庭の事情などで何度かファミリーを変えることになりました。そのことで辛い思いもしましたがそのとき支えてくれた友達や先生のおかげで私は留学を続けることができ、自分は周りの人のおかげで生活ができていることを改めて実感しました。そのような当たり前のことにも留学をしてはっきり気づくことができ、今では現地で経験したすべてのことは自分の財産であり、この経験をさせてくれた日本の家族、現地で出会った人々に感謝の気持ちでいっぱいです。
カナダでは日本では経験できないことをたくさん経験させていただき、多くのことについて考えることができました。そのような生活を送れることができて留学を決断してよかったと本当に思います。現地で学んだ挑戦してみることと失敗を恐れない気持ちを大事に社会にでてからも多くのことを学びたいと思います。